アメリカ成長企業

将来面白いことになりそうなアメリカの成長企業を紹介します。

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アメリカ成長株市場の動き-2025-06-06

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アメリカ成長株

2025年6月6日の米国小型成長株インデックス(Russell 2000 Growth)は、1432.87で終わりました。一週間前に比べて+54.66(+3.97%)と大幅続伸しました。
主要インデックスのNYダウ(前週末比+1.17%)およびSP500(前週末比+1.50%)と比較しても、かなり大きな上昇となっています。

6月6日に発表された、5月の雇用統計は米国経済の底堅さを示しており、安心感が広がりました。また、米中の緊張感が緩和に向かうのでは?という期待感もありました。

米国株式市場は全体として堅調であり、この2週間ほど主力インデックスに対して相対的に弱かった米国小型成長株は見直し買いが入り、かなり大きな上昇となっています。

<トランプ政策>
トランプ大統領とイーロン・マスク氏の財政に対する考え方の違いが調整不可能となり、マスク氏はトランプ政権から離脱しました。DOGEについては、米国政府の非効率性を改善してくれることを期待していたので、がっかりしています。

しかしながら、米国政権が進もうとしている方向は、米国企業、特に小型成長株に追い風をなります。歴史的に非常に割安であり、今後大きな相場が来ると期待しています。

<外部材料>
現在は以下の3つの材料を懸念しています。
・中国経済
・欧州政治
・中東問題

ウクライナによるロシアの戦略爆撃機攻撃が、大きな問題となりそうです。
ウクライナと欧州にとって。

トランプ大統領は、ゼレンスキー大統領ではなくプーチン大統領と電話会議をしました。ヘグセス国防長官も、ウクライナ支援の会議への参加を見合わせました。さらに、トランプ大統領は「今回の攻撃は、プーチン大統領の報復攻撃を行う口実を与えた」と発言しています。明らかに、米国にとって今回の攻撃は「してほしくない事」であったようです。

米国は欧州のNATO加盟国に対して「国防費をGDPの5%」にすることを強烈に求めています。トランプ大統領の「ウクライナとロシアはしばらく戦争をさせておく」発言に、欧州は大きく動揺し、国防費をGDP5%する方向に進んでいます。以前(トランプ第一期)はGDP2%でも反発していたのに。トランプ大統領の大きな外交的勝利です。

しかし、本当に可能なのか?どの予算を削って国防費を増やすのか?国債増発に債券市場は耐えられるのか?
今後欧州の政治・経済は大きく揺れそうです。

<小型成長株相場とラッセル2000グロース VS SP500 >
2025年6月6日時点の、ラッセル2000グロース÷SP500は1432.87/6000.36=23.88%、
26週移動平均との乖離は-0.24%でした。

現在の水準は「この比率の新安値」です。米国小型成長株は、新たな「相対的な下落水準」に落ち込んでいます。長期的にみれば「異常値」がさらに「異常に」なっている状況です。

しかし、トランプ政策は長期的には米国小型成長株にとってプラスであると思っています。
「超割安な小型成長株の、長期的な買い場」を提供していると思っています。

→ 2021年6月以降の小型成長株とS500の相対比較の推移
→ 小型成長株関連投資信託のパフォーマンス(2024年11月末時点)

(過去の市場コメントは、「アメリカ成長株(米国成長株)市場」)

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