アメリカ成長企業

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アメリカ成長株市場の動き-2025-05-09

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アメリカ成長株

2025年5月9日の米国小型成長株インデックス(Russell 2000 Growth)は、1335.16で終わりました。一週間前に比べて-1.05(-0.08%)と横ばいでした。

主要インデックスのNYダウ(前週末比-0.16%)およびSP500(前週末比-0.47%)と比較するとやや強いものの、ほぼ同程度の動きでした。

米英の貿易交渉が合意、また米中の貿易交渉も始まるということで緊張緩和となったものの、一方でFRBは金利を据え置きました。個別銘柄もバークシャーがバフェット氏の退任で下落、アップル、アマゾン、テスラといった大手銘柄も下落したものの、一方で全体的に企業業績は堅調でした。

全体として、方向感のない一週間となり、ほぼ横ばいの動きでした。

<トランプ政策>
これから米中の貿易交渉が始まり、また日米も具体的な条件闘争となります。まだまだ関税の問題で株式市場は振り回されそうです。

しかし、「関税による実体経済への影響」は少しずつ明確になりつつあります。
最近象徴的な2つのニュースがウォール・ストリート・ジャーナルから出ました。
・中国企業、貿易戦争の「痛み」もはや隠せず (2025年5月5日)
・トランプ関税、一部の米メーカーにすでに恩恵、輸入関税が米国の一部工場に早くも価格競争力をもたらしている(2025年5月8日)

米国小型成長株に、具体的なプラスを及ぼす動きが始まりつつあると、期待しています。

<外部材料>
現在は以下の3つの材料を懸念しています。
・中国経済
・欧州政治
・中東問題
ドイツの首相指名選挙は、一回目で選出できないという波乱があったものの、2回目でメルツ氏が選出されました。

先述のWSJの記事にもあるように、中国経済は相当厳しいようです。中国政府は何とか「大事にならないように」取り繕っているものの、根本的な解決は非常に厳しいと思っています。
中央政府が、国家の勘定で不良債権を買い取って解決する、という方法を取らない限り、社会全体のデフレ圧力は弱まりません。

<小型成長株相場とラッセル2000グロース VS SP500 >
2025年5月9日時点の、ラッセル2000グロース÷SP500は1335.16/5659.91=23.59%、
26週移動平均との乖離は-0.93%でした。

現在の水準は「この比率の新安値」です。米国小型成長株は、新たな「相対的な下落水準」に落ち込んでいます。長期的にみれば「異常値」がさらに「異常に」なっている状況です。

しかし、トランプ政策は長期的には米国小型成長株にとってプラスであると思っています。
「超割安な小型成長株の、長期的な買い場」を提供していると思っています。

→ 2021年6月以降の小型成長株とS500の相対比較の推移
→ 小型成長株関連投資信託のパフォーマンス(2024年11月末時点)

(過去の市場コメントは、「アメリカ成長株(米国成長株)市場」)

 

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