2023年1月13日の米国小型成長株インデックス（Russell 2000 Growth）は、1171.44で終わりました。一週間前に比べ66.35の大幅上昇（+6.00%）でした。主要インデックスのNYダウ（前週末比+2.00%）やSP500（前週末比+2.67%）を大幅に上回る強烈な上昇となりました。
パウエル議長の講演、CPIの内容ともに、「インフレの鈍化、金融引き締めのピークアウト」を示唆する内容となり、株式市場全体に大きな追い風が吹いた一週間でした。
先週まで非常に厳しい動きであった仮想通貨関連株も急反発となっています。
＜小型成長株相場とラッセル2000グロース VS SP500 ＞
2023年1月13日時点の、ラッセル2000グロース÷SP500は1171.44/3999.09=29.29%
26週移動平均との乖離は+0.45%でした。
ラッセル2000グロース÷SP500は、2013年から長期的に32％～38％のレンジで推移してきました。2020年12月中旬にこのレンジを一次上に離れ43%まで急上昇しました。しかし、その後継続的に下落し、レンジの下を抜けました。2022年7月から反発トレンドになっていますが、現在でも歴史的な安値水準にあります。
この半年は、28%~29%のレンジで動きましたが、12月は一時28%を下回りそうでした。今週の反発により29%を超え、再び小型成長株の反発局面の継続が期待されます。
→ 2020年1月以降の小型成長株とS500の相対比較の推移
→ 小型成長株関連投資信託のパフォーマンス（2022年11月末時点）
(過去の市場コメントは、「アメリカ成長株(米国成長株)市場」)
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