2022年11月18日の米国小型成長株インデックス(Russell 2000 Growth)は、1143.97で終わりました。一週間前に比べ18.91ポイントの反落(-1.63%)でした。主要インデックスのNYダウ(前週末比-0.01%)やSP500(前週末比-0.69%)よりは大きな下落であったものの、ここ数週間の趨勢を見ると、ほぼ同程度のリターンで推移しています。
FRBの理事から、「利上げ鈍化期待が強すぎる」とのマイナスのコメントがあったものの、小売り決算が予想外に強かったことから、全体としては横這いの一週間でした。
金利高の影響は不動産市場には顕著にマイナスとなって効いています。しかし、消費はまだら模様です。感謝祭空けから本格的な年末商戦となり、消費の強さの実態が見えてきます。
<仮想通貨>
今週も引き続き仮想通貨関連銘柄は強烈な下落となりました。経営破たんする銘柄はもちろんここでゲームオーバーとなりますが、生き残った銘柄は残存者利益を享受します。
大きなマイナスと投資のチャンスの両方を提供しています。数年後には「あそこが絶好の買い場だった」という銘柄が続出するはずです。注意深く銘柄選択をしたいと思っています。
<小型成長株相場とラッセル2000グロース VS SP500 >
2022年11月11日時点の、ラッセル2000グロース÷SP500は1143.97/3965.34=28.85%
26週移動平均との乖離は+0.28%でした。
ラッセル2000グロース÷SP500は、2013年から長期的に32%~38%のレンジで推移してきました。2020年12月中旬にこのレンジを一次上に離れ43%まで急上昇しました。しかし、その後継続的に下落し、レンジの下を抜けました。2022年7月から反発トレンドになっていますが、現在でも歴史的な安値水準にあります。
まだまだ、小型成長株は買い、と思っています。
→ 2020年1月以降の小型成長株とS500の相対比較の推移
→ 小型成長株関連投資信託のパフォーマンス(2022年10月末時点)
(過去の市場コメントは、「アメリカ成長株(米国成長株)市場」)
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