2022年10月14日の米国小型成長株インデックス(Russell 2000 Growth)は、1046.00で終わりました。一週間前に比べ27.53ポイントの反落(-2.56%)でした。主要インデックスのNYダウ(前週末比+1.15%)やSP500(前週末比-1.55%)に比べると、かなり弱い動きでした。
この数週間の相場を見ると、ショートカバーが入りやすい地合いと言えます。PPI、CPIともに予想より上昇率が高く、明確な売り材料でしたが、株価は余り下がらず、むしろ強烈な上げもありました。しかし、金曜日の消費者信頼感指数が強く、再び景気の底堅さを嫌って、売られました。
現在の相場は「景気悪化が買い材料」という感じです。しかし、一方で銀行株の多くは決算内容が良く、底堅い動きも示しました。金利高の悪影響、一方で底堅い雇用、溜まっているショートポジション・・・。売り材料には底堅く、もし何か明確な買い材料があればかなり反発する。そんな相場と思っています。
<小型成長株相場とラッセル2000グロース VS SP500 >
2022年10月14日時点の、ラッセル2000グロース÷SP500は1046.00/3583.07=29.19%
26週移動平均との乖離は+0.97%でした。
ラッセル2000グロース÷SP500は、2013年から長期的に32%~38%のレンジで推移してきました。2020年12月中旬にこのレンジを一次上に離れ43%まで急上昇しました。しかし、その後継続的に下落し、レンジの下を抜けました。2022年7月から反発トレンドになっていますが、現在でも歴史的な安値水準にあります。
まだまだ、小型成長株は買い、と思っています。
→ 2020年1月以降の小型成長株とS500の相対比較の推移
→ 小型成長株関連投資信託のパフォーマンス(2022年9月末時点)
(過去の市場コメントは、「アメリカ成長株(米国成長株)市場」)
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