アメリカ成長企業

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アメリカ成長株市場の動き-2022-03-11

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アメリカ成長株

2022年3月11日の米国小型成長株インデックス(Russell 2000 Growth)は、1221.85で終わりました。一週間前に比べ22.37ポイントの続落(-1.80%)でした。主要インデックスのNYダウ(前週末比-2.88%)やSP500(前週末比-1.99%)に比べて、やや小さな下落でした。一週間前が比較的大きな下落だったことの反動と思われます。

ウクライナ侵攻については、UAEが原油増産に前向きなコメントを出した事、ウクライナ側が中立化について許容する発言をしたこと等から、一時かなり大きな買戻しが入りました。しかし、金曜日にはロシア・ウクライナの外相会談において解決の糸口が見えないこと等から再び不透明感が高まり、結局マイナスで終わる一週間となりました。

<ウクライナ情勢について>
この一週間の動きをまとめると以下の通りです。
・米国とNATOの軍事介入は無い
・ウクライナはNATOにもEUにも入れそうにない。
・ロシアはウクライナの抵抗にあって進撃できない一方、遠距離からのミサイル・大砲による攻撃でウクライナへの攻撃を継続。結果的に一般市民への被害が多く発生しており、ロシアへの国際世論が一段と厳しくなってきた。

ロシアの外交的な立場は一段と厳しくなってきており、短期的にウクライナを制圧できたとしても、長期的に相当厳しい経済環境となりそうです。ロシアに融和的な中国の立場も厳しくなりました。そしてロシアに融和的な中東諸国は、今週やや米国・西欧よりに態度を変えました。また、ロシアにエネルギー依存の高い欧州経済も厳しくなります。

ウクライナはNATO加盟もEU参加も当面できそうにありません。「戦争は一人で頑張って!お金と武器のサポートはするけど」という感じです。これならば、ロシアから侵攻を受ける前に中立化しておけばよかったのか?そんなことは関係なくロシアは侵攻したのか?

歴史に「もし」は無いのですが、本当に気の毒としか言いようのない状況です。ウクライナは良くて現状維持(=泥沼の戦争)、悪い場合にはロシアによる占領と国土の完全な荒廃、になってしまいました。このような国を二度を作らないために、ロシアへの制裁は徹底的に行い、このような行動の代償が極めて大きいことであると世界中に示す必要があります。

結果的に、米国の立場は強くなり、米ドルへの信認増加によりドル高が進んでいます。ロシアとウクライナは完全な負け組、中国と欧州もやや負け、産油国は漁夫の利、そして米国の一人勝ちという感じです。

<小型成長株投資のボトムフィッシング>
数週間前のコメントで書きましたが、「現在、米国小型成長株は相対的にも絶対的にも安い。投資の方法としては、グレートスモールを毎日少しずつ購入し、日中の振れはシルバーゲートキャピタルでトレーディングする」という投資方法を紹介しました。

今週は、非常にうまく行きました。というより予想外にうまくいきました。というのは、
シルバーゲートキャピタルが急落・急反発をしたためです。週の前半は100ドル近辺まで売られたのですが、金曜日には一時137ドルまで上昇しました。このため、「短期的な反発を取ろうとした押し目買いが、予想以上のキャピタルゲインにつながった」ためです。

引き続きこの投資(グレートスモールの時間分散投資+シルバーゲートのトレーディング)を続けたいと思います。

<小型成長株相場とラッセル2000グロース VS SP500 >
2022年3月11日時点の、ラッセル2000グロース÷SP500は1221.85/4204.31=29.06%
26週移動平均との乖離は-2.62%でした。

ラッセル2000グロース÷SP500は、2013年から長期的に32%~38%のレンジで推移してきました。2020年12月中旬にこのレンジを一次上に離れ43%まで急上昇しましたが、再びこの歴史的なレンジに戻っていました。しかし、ここにきてこのレンジの下を抜けました。

現在の水準は、2020年のコロナの最悪期をも超える、歴史的な割安水準になっています。相対的には歴史的な買い場となっており、非常に魅力的な投資機会を提供していると思っています。

→ 2019年10月以降の小型成長株とS500の相対比較の推移
→ 小型成長株関連投資信託のパフォーマンス(2022年1月末時点)

(過去の市場コメントは、「アメリカ成長株(米国成長株)市場」)

 

 

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