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アメリカ成長株市場の動き-2022-02-18

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アメリカ成長株

2022年2月18日の米国小型成長株インデックス(Russell 2000 Growth)は、1263.79で終わりました。一週間前に比べ23.63ポイントの反落(-1.84%)でした。主要インデックスのNYダウ(前週末比-1.90%)やSP500(前週末比-1.84%)も同程度下落しました。

今週は、ウクライナ情勢に振り回された一週間でした。ロシア軍が一部撤退したとの情報で、一時的に反発したものの、その後再び緊張の高まりにより、木曜日・金曜日を大幅下落したことで、一週間を通じてマイナスとなりました。

<ウクライナ危機について>
先週のこのコメントでも述べましたが、キーはウクライナにあると思います。今週に入りゼレンスキー大統領が、ウクライナのNATO参加について消極的なコメントを出し始めました。

一方、ロシアは軍事力を増強し、バイデン大統領は「ロシアは侵攻を既に決定している」とコメントしています。

ウクライナがNATO参加にさらに消極的になるのが早いのか?
それともウクライナ東部で既に起こっているといわれる小競り合いが、本格的な戦闘に発展するのが早いのか?
今週は非常に重要な一週間になりそうです。

<小型成長株投資のボトムフィッシング>
このコメントは数か月前から、小型成長株は主力株(SP500)に比べてかなり割安であると言ってきました。FRBの金融政策+ウクライナ危機により、絶対水準としてかなり株価は下がりました。

では、具体的にどうやってポジションを取ればいいのでしょうか?
私が良いと思う方法は、「トレンドとしてアルファのでるアクティブファンドに投資する。場中の振れは、インデックスに連動するが、インデックスよりボラティリティの高い個別銘柄で対応する」というものです。

具体的には、
① ベースは、SBIのグレートスモールのような長期にアルファを出しているファンドを、数日に分けて、毎日同金額で継続的に投資する。
② 場中の振れは、シルバーゲートキャピタルのような銘柄で、コントラリアン的取引(下落時に買い、反発したら売る)を行う。

まず、①ですが、現在の小型成長株は相対的・絶対的にかなり割安な水準です。ここからはアルファ(=対インデックスの超過リターン)のでるアクティブ運用のポートフォリオに投資をすることは、長期的にリターンを稼ぐ方法だと思っています。「長期的アルファのあるアクティブファンド」の例として、SBIのグレートスモールをあげました。また、このファンドはこの1ケ月急落していますが、2020年のコロナショック後の急反発局面では、大幅なアウトパフォームもしています。

次に②ですが、①で基本的な買いポジションをとって、目先の動きでさらに追加的にリターンを稼ぐことを目的としています。理論的にはラッセル2000グロースの先物があれば良いのですが、残念ながらありません。このため、この代替となる証券はないか?と考えました。

シルバーゲートキャピタルは、仮想通貨専門の銀行です。場中~数日という短期の動きを見るとビットコインの価格とラッセル2000グロースの動きはかなり高い連動をしめしています。そして、ビットコインとシルバーゲートキャピタルの動きは、極めて高く連動し、シルバーゲートキャピタルの株価の方が高いボラティリティーを示しています。
連動制が高く、かつ、ボラが高いということは、小さな金額でもリターンに影響を与えるということです。(=資金効率が良い)

グレートスモールは日本国内籍のファンドであるため、日中に投資注文しても、取引価格はその夜の米国市場の動き次第です。今、米国市場が急落しているから、今の値段で買いたい、と思っても投資できません。このような場合、①で毎日少額づつ投資しておけば、上昇している日、下落している日、まんべんなく投資を増やせます。

一方で、先週の木曜日や金曜日のように米国市場が急落している時には投資を増やしたくなります。このような時は、ビットコインも急落し、シルバーゲートキャピタルはさらに大きな下落率を示します。ここで「代替的」にシルバーゲートキャピタルに投資するのです。

上記のグレートスモール、シルバーゲートキャピタルは、あくまで例です。もっと良い対象があれば、またこのコメントで紹介させていただきます。

<小型成長株相場とラッセル2000グロース VS SP500 >
2022年2月18日時点の、ラッセル2000グロース÷SP500は1263.79/4348.87=29.06%
26週移動平均との乖離は-3.24%でした。

ラッセル2000グロース÷SP500は、2013年から長期的に32%~38%のレンジで推移してきました。2020年12月中旬にこのレンジを一次上に離れ43%まで急上昇しましたが、再びこの歴史的なレンジに戻っていました。しかし、ここにきてこのレンジの下を抜けました。

現在の水準は、2020年のコロナの最悪期をも超える、歴史的な割安水準になっています。相対的には歴史的な買い場となっており、非常に魅力的な投資機会を提供していると思っています。

→ 2019年10月以降の小型成長株とS500の相対比較の推移
→ 小型成長株関連投資信託のパフォーマンス(2022年1月末時点)

(過去の市場コメントは、「アメリカ成長株(米国成長株)市場」)

 

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