アメリカ成長企業

将来面白いことになりそうなアメリカの成長企業を紹介します。

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アメリカ成長株市場の動き-2021-10-15

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アメリカ成長株

2021年10月15日の米国小型成長株インデックス(Russell 2000 Growth)は、1524.71で終わりました。一週間前に比べて、28.93ポイントの反発(+1.93%)でした。主要インデックスのNYダウ(前週末比+1.58%)やSP500(前週末比+1.82%)をやや上回るものの、この数週間の負けを回復するには至っていません。

企業業績の堅調により株式市場は反発しましたが、金利や中国の問題は依然としてくすぶっており、しばらくは不安定な状況が続くと予想されます。

ラッセル2000グロースは、まだピークまで距離がありますが、小型成長株のアクティブ運用しているファンドには、最高値更新するファンドも出始めました。個別銘柄の選定によっては、良好なリターンを上げているようです。

<反トラスト法>
以前このコメントで振れた大手IT企業に対する反トラスト法についてですが、久しぶりにまた話題になりそうです。反トラスト法については、「その独占的な地位を利用して、不当な利益を得ていることは良くない」という問題点から、「独占的な地位を不当に利用していないならば、問題ないのでは?」という見方がありました。

しかし、「その会社がやっていることが不当かどうかは別にして、その独占的地位を持っているとの自体が問題」となれば、対象となっている会社には対応方法が無くなります。

現在議論されている法案が「やっている事」に焦点を当てるのか、それとも「存在自体」に焦点を当てるのかによって、大手IT企業の将来は大きく変わってきます。もし後者の場合には、大手ITは「分割されたくなければ成長できない」となってしまうからです。

私は、小型成長株に焦点を当てていますが、大手ITの今後は小型成長株に追加的な成長機会を提供するかどうかに関わるため、非常に興味深く見ています。

<小型成長株相場とラッセル2000グロース VS SP500 >
2021年10月15日時点の、ラッセル2000グロース÷SP500は1524.71/4471.37=34.10%
26週移動平均との乖離は-1.12%でした。

ラッセル2000グロース÷SP500は、2013年から長期的に32%~38%のレンジで推移してきました。2020年12月中旬にこのレンジを一次上に離れ43%まで急上昇しましたが、再びこの歴史的なレンジに戻っています。

小型成長株は長期的に主要インデックスに勝っており、魅力的な投資機会を提供していると思っています。

→ 2019年6月以降の小型成長株とS500の相対比較の推移
→ 小型成長株関連投資信託のパフォーマンス(2021年9月末時点)

(過去の市場コメントは、「アメリカ成長株(米国成長株)市場」)

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