2021年7月30日の米国小型成長株インデックス（Russell 2000 Growth）は、1525.20で終わりました。一週間前に比べて、2.81ポイントと横這い（+0.18%）でした。主要インデックスのNYダウ（前週末比-0.36%）やSP500（前週末比-0.37%）も動かず、全体に鈍い動きでした。
＜景気と小型成長株＞景気が変異株で腰折れするのか？堅調が継続するのか？FRBのテーパリングの程度はどの程度か？と市場が気迷いをしています。
景気については、CRBインデックスの動きなどを見れば、腰折れはないようです。企業業績の堅調も継続するとみられており、不透明感が薄れるにつれ、株式市場は再び堅調になると思っています。
小型成長株はこの4か月主力株に対してかなり弱い動きとなっており、逆にかなり割安になっています。今後景気拡大の継続が見えるにつれ、好業績株を中心に小型成長株の巻き返しを期待しています。
＜小型成長株相場とラッセル2000グロース VS SP500 ＞
2021年7月30日時点の、ラッセル2000グロース÷SP500は1525.20/4395.26=34.70%
26週移動平均との乖離は-2.96%でした。
ラッセル2000グロース÷SP500は、2013年から長期的に32％～38％のレンジで推移してきました。2020年12月中旬にこのレンジを一次上に離れ43%まで急上昇しましたが、再びこの歴史的なレンジに戻っています。
短期的には厳しき状態が続いていますが、長期的に小型成長株は主要インデックスに勝っており、魅力的な投資機会を提供していると思っています。
→ 2019年6月以降の小型成長株とS500の相対比較の推移
→ 小型成長株関連投資信託のパフォーマンス（2021年6月末時点）
(過去の市場コメントは、「アメリカ成長株(米国成長株)市場」)
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