2021年5月28日の米国小型成長株インデックス(Russell 2000 Growth)は、1512.77で終わりました。一週間前に比べて、38.60ポイントの上昇(+2.62%)でした。主要インデックスのNYダウ(前週末比+0.94%)やSP500(前週末比+1.16%)をやや上回りました。
物価関係の指標はかなり強いものの、長期的なインフレにはならないのでは?という安心感もあり、長期金利は落ち着いた動きとなり、株式市場もやや上昇となりました。
金利の落ち着きとともに、少しずつ小型成長株の動きが良くなってきました。業績の成長度合いの優れた企業への投資が見直される局面がゆるやかに、しかし確実に来ると思っています。
<小型成長株相場とラッセル2000グロース VS SP500 >
2021年5月28日時点の、ラッセル2000グロース÷SP500は1512.77/4204.11=35.98%
26週移動平均との乖離は-3.10%でした。
ラッセル2000グロース÷SP500は、2013年から長期的に32%~38%のレンジで推移してきました。しかし、2020年12月中旬にこのレンジを上に離れました。7年間の持ち合いが終わり、今後数年にわたる長期的な小型成長株相場が続くと思っています。
しかし、2021年2月上旬には、43%まで急上昇しましたが、その後急上昇の反動で3月以降急落し、現時点では35%台まで下落しています。今回もしばらくは厳しい相場が続く可能性がありますが、長期的な買い場を提供していると思っています。
→ 2019年4月以降の小型成長株とS500の相対比較の推移
→ 小型成長株関連投資信託のパフォーマンス(2021年4月末時点)
(過去の市場コメントは、「アメリカ成長株(米国成長株)市場」)
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