2021年4月23日の米国小型成長株インデックス(Russell 2000 Growth)は、1566.06で終わりました。一週間前に比べて、13.22ポイントの続伸(+0.85%)でした。今週は毎日、それなりに動いたのですが、一週間を通すとほぼ横ばいでした。主要インデックスのNYダウ(前週末比-0.43%)やSP500(前週末比-0.13%)はやや下落となっており、小型成長株の短期的な売られ過ぎの修正が入っているようです。
小型成長株は2020年後半~2021年1月に主要インデックスに大幅アウトパフォームしました。しかし、2月以降その反動で、主要インデックスは上昇、小型成長株は上下に大きく揺れて横這いトレンドとなっています。下記の通り、小型成長株は主要インデックスに対して、現在の水準はかなり割安となっており、業績相場の本格化とともに、再び小型成長株が見直される相場がくると期待しています。
<小型成長株相場とラッセル2000グロース VS SP500 >
2021年4月23日時点の、ラッセル2000グロース÷SP500は1566.06/4180.17=37.46%
26週移動平均との乖離は-1.57%でした。
ラッセル2000グロース÷SP500は、2013年から長期的に32%~38%のレンジで推移してきました。しかし、2020年12月中旬にこのレンジを上に離れました。7年間の持ち合いが終わり、今後数年にわたる長期的な小型成長株相場が続くと思っています。
2021年1月以降、38%を大きく上回る水準でしたが、3月に急落しました。この1ヶ月ほど小型成長株は短期的に「主要インデックスに対して非常に割安な状況」が継続しています。今後、コロナ後の景気回復を背景に業績相場が本格化するため、小型成長株の買い場になっていると思っています。
→ 2019年4月以降の小型成長株とS500の相対比較の推移
→ 小型成長株関連投資信託のパフォーマンス(2021年3月末時点)
(過去の市場コメントは、「アメリカ成長株(米国成長株)市場」)
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