アメリカ成長企業

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アメリカ成長株市場の動き-2020-06-05

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アメリカ成長株

2020年6月5日の米国小型成長株インデックス(Russell 2000 Growth)は、1069.19で終わりました。一週間前に比べて、57.10ポイントの大幅上昇(+5.64%)でした。主要インデックスのNYダウ(前週末比+6.81%)やSP500(前週末比+4.91%)とほぼ同水準の上昇でした。6月5日に発表された雇用統計が予想外に堅調であったことから、景気の底入れ感が広がり、大幅な上昇になりました。

<コロナの感染者データ>
コロナの感染者の状況(特に私が注目しているのはアクティブケースと死亡者数)が、経済活動再開にもかかわらず大きな悪化がないため、経済活動再開の流れは継続し、株式市場にもプラスに働きます。
しかし、ジョージ・フロイド氏の死を契機とするデモの影響が、コロナ感染にどのような結果をもたらすのかは、10日程度待つ必要があります。

下記のウェブサイトで示される、「Active Cases(現在治療中の患者数)」と「Daily New Deaths(日ごとの新規死者数)」をモニタリングしています。

United States COVID - Coronavirus Statistics - Worldometer
United States Coronavirus update with statistics and graphs: total and new cases, deaths per day, mortality and recovery rates, current active cases, recoveries...

<米中の緊張>
今週は、トランプ政権がデモに集中していたため、新しい動きはありませんでした。しかし、先週のコメントでも触れたように、「中国関連の金融機関問題に発展した場合」は大きな市場波乱につながります。例えば「香港ドルと米ドルのペグの廃棄」「中国や香港の銀行へのドル取引の停止」等々です。

これらは「超劇薬」なので、さすがのトランプ政権も行う可能性は低いと思います。しかし、「政府の要人がちょっと言及しただけ」でも破壊力があります。引き続き注視しています。

<米国の小型成長株の割安について>
6月5日時点の、ラッセル2000グロース÷SP500は1069.19/3193.93=33.48%
26週移動平均との乖離は、+0.88%でした。

ラッセル2000グロース÷SP500は、長期的に32%~38%のレンジで推移していました。
短期的には中立、長期的にはまだ小型成長株は割安、という感じです。

→ 小型成長株の割安度の長期的な趨勢
→ 小型成長株の長期的な割安状態を活用する投資方法

(過去の市場コメントは、「産業カテゴリー」の「アメリカ成長株(米国成長株)市場」をクリックしてください)

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