アメリカ成長株:ハロザイム・セラピューティクス(Halozyme Therapeutics) ガン細胞周辺のバリアになっているヒアルロン酸を分解
ヒアルロン酸は体の役に立っている一方、ガン細胞の周囲に蓄積し、その増殖、運動、生存にも深く関わっていて、厄介なことに抗ガン剤治療の際に薬剤が患部に届くのを妨げるバリアにもなってしまうことが分かってきました。同社が開発した“ENHANZE”はヒアルロン酸を分解する酵素“ヒアルロニダーゼ”を主成分とした薬剤で、抗ガン剤と併用することでその効果を高めるものであり、ガン細胞周辺のバリアになっているヒアルロン酸を分解し、抗ガン剤を届きやすくします。