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アメリカ成長株:レックスサイト(Rxsight):革新的な眼内レンズを開発

ヘルスケア・バイオ

アメリカ成長株:レックスサイト(Rxsight)の概要

レックスサイト
Rxsight Inc
ティッカーコード:RXST
上場市場:NASDAQ National Market System

業績についてのリンク
https://finance.yahoo.co.jp/quote/RXST/performance

レックスサイト社は、白内障の手術で使われる革新的な眼内レンズを製造・販売しています。

眼内レンズはコンタクトレンズのようにメガネなしで視力を矯正する人工のレンズです。
眼球の上に被せるだけのコンタクトレンズとは異なり、手術によって眼球内に直接挿入されるもので、一度装着されると取り外すことは通常ありません。
視力矯正が目的の場合、眼内レンズは角膜の前もしくは後ろ側に挿入されるだけですが、白内障手術の場合には水晶体を除去し、その代わりに眼内レンズが設置されます。

白内障は目の水晶体が加齢や紫外線、放射線、熱、衝撃、薬や糖尿病などの病気によって徐々に濁り、視力が低下していく眼病で、ほとんどの高齢者が罹患します。
治療としては、初期には進行を遅らせる薬物療法が施されますが、進行が止められない場合や日常生活に支障をきたすほどになった場合は手術となります。

白内障の手術は、角膜切除、濁った水晶体の超音波破壊、吸引器による除去、眼内レンズの挿入という流れで行われます。
眼内レンズは白内障の手術には無くてはならないもので、手術後の視力回復において重要な役割を果たします。

同社の眼内レンズは白内障に特化していて、以下のような特徴があります。

・調整可能
手術後に患者の視力を測定し、必要に応じてレンズの屈折を調整できるため、視力を最適化できる。

・両眼の視力最適化
両眼の視力を別個に調節できるため、患者はより良い視覚体験が得られる。

・視力の質
焦点距離があらかじめ決まっているモノフォーカル眼内レンズと比較して、視力の質が向上し、コントラストの喪失や視覚症状の増加がない。

・長い試用期間
患者は手術後にレンズ調整によって最適な視力を得られるが、自宅でレンズを試してみて必要に応じて再び病院で調整できる。

同社が開発した白内障手術用の眼内レンズは“ライトアジャスタブルレンズ(Light Adjustable Lens、通称LAL”と呼ばれています。
従来の眼内レンズでは手術前の予測に基づいてレンズが選定されますが、実際に患者が試した後にレンズの効果を最適化できるという点で非常に優れています。

同社のライトアジャスタブルレンズは手術によって眼内に挿入された後、以下のプロセスで使用されます。

1.光照射
手術後に患者は自宅で視力を体験し、必要に応じて病院で光照射装置(Light Delivery Device, LDD)を使用してレンズの屈折力を調整します。
この光照射によってレンズの焦点を最適化し、患者の視力をより快適な状態に改善します。

2.調整と確認
患者は光照射を受けた後に視力を再評価し、必要に応じてさらなる調整を行います。
このプロセスは患者が最適な視力を得るまで繰り返されることがあります。

3.永続的な設定
最終的に患者が満足する視力を得た段階でレンズの屈折力が「ロックイン」され、永久的な固定により最適な視力が維持されます。

このようにライトアジャスタブルレンズは手術後の光照射によって屈折力を調整することで患者に個別化された視力の最適化を提供します。

従来の固定式の眼内レンズに比べ、より柔軟で効果的な視力改善が可能となります。

同社のライトアジャスタブルレンズは白内障手術後に患者の視力を最適化できるという他にはない特性を持っています。
この技術は同社の特許であり、今のところ他社から似たような製品は発売されておらず、白内障手術のための革新的な眼内レンズとして新たなスタンダードを確立しています。

世界での眼内レンズ市場は、2023年には約45億2000万ドル、2024年には48億2000万ドルに達し、2032年までに80億ドルまで成長するとの予測もあります。
ライトアジャスタブルレンズは革新的かつ同社特有の技術であるため、この特性が市場での競争力を高め、今後は市場シェアの拡大と市場規模の拡大が相乗効果を生み出し、大きな成長が見込まれるでしょう。

会社ウェブサイト
https://rxsight.com/

 

 

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