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アメリカ成長株:パン・アメリカン・シルバー(Pan American Silver):銀鉱山会社

鉱工業

アメリカ成長株: パン・アメリカン・シルバー(Pan American Silver)の概要

パン・アメリカン・シルバー
Pan American Silver Corp
ティッカーコード:PAAS
上場市場:NYSE(ニューヨーク証券取引所)

業績についてのリンク
https://finance.yahoo.co.jp/quote/PAAS/performance

パン・アメリカン・シルバー社は、北米および南米を中心としたアメリカ大陸において主に銀と金を生産する大手鉱山会社です。
現在、メキシコ、ブラジル、アルゼンチン、チリ、ボリビア、ペルー、カナダ、グアテマラなどの11の銀・金鉱山を操業しています。
これらの鉱山は地下鉱山と露天掘鉱山の両方を含み、様々な鉱床タイプを対象としています。
採掘の多様性により、市場の変動や地域のリスクを分散させて生産と事業の安定性を確保しています。

同社の鉱山は全体として高い生産能力を持っており、メキシコのラ・コロラダ鉱山は、2024年末までに1日あたり2,000トンの鉱石を採掘・選別・精錬する処理能力に達する見込みです。
また、ブラジルのジャコビーナ鉱山は、1日あたり約8,400トンの処理能力を誇ります。

同社の鉱山は採掘や処理にかかる費用が低く、効率的に運営されているため業界全体の中ではコストが低く抑えられています。
例えばメキシコのラ・コロラダ・スカルン鉱床は、世界で4番目に大きな銀・亜鉛鉱山となる可能性があり、かつ採掘コストも低くなると予想されています。

この鉱山は大規模かつ高品位であることから、さらにコストが下がると考えられます。
大規模な鉱床では一般的にスケールメリットが働いて採掘コストを抑制できる上に、高品位の鉱石は処理に必要なコストが低いためです。
同社は既存の鉱山における生産能力の向上と新規鉱山の開発の両方を通じて持続可能な成長を目指しています。

既存の鉱山の探鉱活動の継続によって鉱山の寿命を延ばすための新たな資源の発見を目指しており、特に鉱山の下部や側面での探鉱が進められています。
新規鉱山の開発では、既存の鉱山とその周辺地域における新規探索や、インフィルドリリング(間掘りや追加掘削)を行って鉱山の資源を拡大するためのエンジニアリング作業を進めています。
同社の業績は銀価格との相関性が高いという特徴があり、銀価格の上昇による恩恵を受けやすくなっています。

現在、世界の脱炭素化と電化の進展により銀の産業需要は増加していくと予想されています。
これは再生可能エネルギーの拡大に伴う太陽光パネル、電気自動車のバッテリー、配線、モーターや、スマートフォンやコンピュータなどの電子機器、医療機器や化学産業、電気機器などのさまざまなハイテク産業において銀が重要な原材料として使用されているからです。

これらの要因を考慮すると同社は、世界の脱炭素化と電化の進展という長期的なトレンドを背景に、銀価格上昇の追い風を受けて更なる業績拡大を期待できる状況にあると言えるでしょう。

会社ウェブサイト
https://www.panamericansilver.com/

 

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