アメリカ成長企業

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アメリカ成長株:グローサリー・アウトレット(Grocery Outlet):ディスカウントストア

消費者向けサービス

アメリカ成長株:グローサリー・アウトレット(Grocery Outlet)の概要

グローサリー・アウトレット・ホールディング
Grocery Outlet Holding Corp
ティッカーコード:GO
上場市場:NASDAQ National Market System

業績についてのリンク
https://finance.yahoo.co.jp/quote/GO/annual

グローサリー・アウトレット・ホールディング社は、米国内でディープ・ディスカウントストアと呼ばれる激安店を400以上出店する業界トップのスーパーマーケット運営会社です。
消費期限が間近、作りすぎ、パッケージの変更、季節外れなどのわけありの食品・雑貨のアウトレット商品を40~70%の大幅値引きして販売します。

多くのディスカウントストアが出しているようなプライベートブランド商品には頼らず、ひたすら有名ブランドの大手メーカーから継続的かつ大量に買い取ることで仕入れルートを確保しています。
メーカー側には販売ルートを分けることでブランドイメージを損なうこと無く安定的に在庫処分できるメリットがあります。

同社のバイヤーは常に新しい仕入先を模索していて、各店舗が時期や地域の特性を踏まえて商品を選択するため、置いてある商品は常に入れ替わります。

逆に言えば、いつも同じものが同じ値段で売っている安心感はありませんが、掘り出し物を見つける楽しみがあり客の来店回数が増えることになります。
目ぼしい商品は見つけた時に買わないと次に来たときにもあるとは限らないため、買い急がせる効果もあります。

大手メーカー品はパッケージされた加工食品ですが、肉、野菜、牛乳などの生鮮食品も置くことで普通の食品スーパーとしても利用できるような商品構成になっています。

日本で言うとドンキホーテのような感じで、客の興味を引くような巧みな陳列によってただの値引き店とは違う楽しい雰囲気が演出されています。

職場環境の整備・改善に積極的な同社は公平性・多様性実現のための差別的・性的ハラスメントの撲滅や仕事関連のスキル向上のための大学教育支援プログラムの提供など、従業員のウェルネス(身体・精神・社会的に健全な状態)の向上に努めています。

店舗レビューも「接客が良い」「店の雰囲気がいい」と高評価が多く、こうした取り組みが働く側と客側双方に良い効果をもたらしているようです。

日本でも食料品の値上げが本格的になってきましたが、米国のインフレは報道でも伝えられているように異常な高騰状態で、少しでも生活費を下げるために多くの人々が食品ディスカウントストアを頼るようになっています。

同社の営業活動は近年問題視されているフードロス(食品廃棄)の削減に貢献すると同時にインフレに苦しむ人々の救いにもなっていて、こうした環境・経済両面からの追い風を受けて今後の成長も期待できそうです。

会社ウェブサイト
www.groceryoutlet.com

 

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