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アメリカ成長株:レオナルドDRS(Leonardo DRS):防衛システムを開発・製造

鉱工業

アメリカ成長株:レオナルドDRS(Leonardo DRS)の概要

レオナルドDRS
Leonardo DRS Inc
ティッカーコード:DRS
上場市場:NASDAQ National Market System

業績についてのリンク
https://finance.yahoo.co.jp/quote/DRS/performance

レオナルドDRS社は、戦場での任務遂行と兵士の安全を支える先進的な防衛技術と製品を開発・製造しています。
主な取引先は米国の国防省、政府機関および同盟国の軍隊で、米国だけでなく世界中の軍隊が同社の製品を利用することで安全かつ効果的な任務遂行が可能となっています。

同社の製品・ソリューションには先進的なセンサーや通信システムを中心に、パワー・推進システム、兵士の保護、物流サービスなどが含まれています。

・センサー技術
レーダーシステム、赤外線センサー、光学センサーなど。
高度なセンサー技術によって環境の監視、目標の追跡、脅威の検出を支援する。

・通信システム
セキュリティの高い通信ネットワーク、無線通信システム、衛星通信システムなど。
情報通信の安全性と効率性を確保する。

・電子戦
同社は電子戦システムのリーディングカンパニーの一つであり、電子妨害技術や電子戦装置の開発に注力する。
敵の通信やレーダーシステムを妨害し、戦術的優位性を確保する。

・情報システム
センサーデータの統合、リアルタイムの情報共有プラットフォーム、およびサイバーセキュリティソリューションなど。
情報の収集・処理・分析・共有を可能にする高度な情報システムを提供する。

・車両プラットフォーム
軍事車両の先進的な電子システム、通信システム、自動化技術など。
機動性、保護性、戦闘能力を向上させるための高度な技術を提供する。

これらの製品とソリューションは兵士が任務を達成し、安全に帰還するのに役立ちますが、中でも特に重要なのは脅威をいち早く検出することです。
例えば、装甲車両用のアクティブ防護システム(APS)・敵性火器検出(HFD)システムである同社の“TROPHY”は、RPG(ロケット弾発射機)から最新のATGM(対戦車誘導ミサイル)までの様々な対装甲車兵器を検知できます。
自軍の陣地・車両に危険を及ぼす脅威だけを検知できるため、弾薬を節約し、偶発的な損害の可能性を最小限に抑えられます。
また、同社の航空機用の赤外線検出器を使った早期警告システムやミサイル撃退のための次世代量子カスケードレーザー(QCL)などの検知・保護技術は、兵士や車両・航空機を脅威から守るために不可欠です。

こうした戦場での脅威の早期検出と対抗措置により、兵士の生存性を大幅に向上させることができます。
第二次大戦以降米国は、過去から現在に渡って米国内ではなく、ベトナム戦争、湾岸戦争、最近ではアフガニスタンなど、全ての戦闘を海外で展開しています。
戦闘が泥沼化し、死傷者が増えてくると「外国のために米国人兵士が傷ついている」という認識が広がり、海外派兵への抵抗感が増していきます。
今では、敵に効果的なダメージを与えるのと同じぐらいに兵士を無事に帰還させることが重視されるようになっています。

兵士の安全を確保することは、自国主義に偏り始めた米国に世界秩序の維持活動に戻ってもらうためにも重要であり、同社の技術が世界の安定化に大きな役割を果たすことが期待されます。

会社ウェブサイト
https://www.leonardodrs.com/

 

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