アメリカ成長株:ブレイズ(Braze)
ブレイズ
Braze Inc
ティーカーコード：BRZE
上場市場：NASDAQ National Market System
業績についてのリンク
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/us/profile/BRZE
ニューヨーク州ニューヨークに本社を置く、ソフトウェア企業です。2011年3月に設立され、2021年11月にNASDAQに上場しました。2021年度の売上は2億3803万ドル、従業員は1,164人です。2020年7月には日本法人も設立されています。
ブレイズではカスタマーエンゲージメントプラットフォームを提供しています。カスタマーエンゲージメントとは企業に対する顧客の信頼を高めることによって、付加価値性が高い関係（例えば、企業が展開するブランドを好きになってもらえた結果、そのブランドショップでのリピート購入が増えるなど）を築くことです。
従来ではカスタマーエンゲージメントは実店舗に来店した顧客に対し、商品の紹介をしながら対面で築いていくものでした。しかし顧客の購買動向がデジタルにシフトしてきている現代ではその機会が著しく減っており、カスタマーエンゲージメントもデジタル上で築いていけるようにすることが急務となっています。
ブレイズのカスタマーエンゲージメントプラットフォームはデジタル上での顧客の購買動向を捉え、リアルタイムで顧客一人一人に寄り添ったコミュニケーションを実現します。顧客ごとの属性や興味に合わせた最適なキャンペーンを様々なチャネルで提供することができ、デジタル上においても印象的な顧客体験を提供することができます。
同社のプラットフォームは世界60ケ国以上のあらゆる業界で1,500を超えるトップブランドにて採用されています。月間アクティブユーザー数は35億以上存在し、昨年はプラットフォームから1.5兆ものメッセージが送信されました。日本でも、アソビューやニューズピックス、メルカリなど多数のサービスで採用されています。
ブレイズの強みは、リアルタイムデータの活用に重きを置いていることです。プラットフォームにはリアルタイムでデータが流れ、そのデータをトリガーに、顧客の状況に合わせたメッセージ送信を行います。また、顧客情報や購買動向に合わせてWEBサイトを動的に変更することができ、コンバージョン率向上に繋げます。
レポートによる分析もリアルタイムで行えます。各チャネルにおいて今どういう状況なのか、送信したメッセージの反応はどれほどあるのかを直感的に可視化し、マーケティング戦略の検証が行えます。
分析だけでなく、マーケティングを自動で行うための開発も容易に行えることが特徴です。直感的なドラッグ&ドロップで開発が行え、誰でもすぐに設定が可能です。マーケティングシナリオを設定することで、予め定めた様々な人物像の顧客が商品の認知・検討・購入・利用へと至るプロセスを時系列的に自動でフォローしていくことができます。
2021年、ブレイズはForrester Waveのクロスチャネルキャンペーン管理部門で「製品ビジョン」「パフォーマンス」「サポートされている製品・サービス」など12の基準で最高得点を獲得しました。また、同社は2020年にもMobile Engagement Automation部門にてリーダーに選出されています。
この他にも、近年様々な賞を受賞しており、カスタマーエンゲージメント分野において近年注目が高まっている企業です。
会社ウェブサイト
https://www.braze.co.jp/
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