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アメリカ成長株: ダッチ・ブロス(Dutch Bros):成長を続ける新興コーヒーショップ

消費者向けサービス

アメリカ成長株: ダッチ・ブロス(Dutch Bros)の概要

ダッチ・ブロス
Dutch Bros Inc
ティッカーコード:BROS
上場市場:NYSE

業績についてのリンク
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/us/annual/BROS

スターバックス、シアトルベストコーヒー等々、コーヒー関係のフランチャイズはいろいろあります。今回紹介するダッチ・ブロスは新興のコーヒー関係フランチャイザーです。

同社は、「オーダーメード」「顧客対応」「ドライブスルーに注力」そして「地域貢献」といったこだわりを持ったコーヒーショップです。

オランダ系のDane とTravis のBoersma兄弟が、1992年にオレゴン州で創業しました。彼らは、「オランダ系の(子孫の)兄弟」ということから、ダッチ(=オランダ)ブロス(=brothers=兄弟)という社名にしました。最初は屋台でコーヒーを売って回っていましたが、その後ドライブ・スルー式の店舗を持つコーヒーショップになりました。

2013年にはアメリカのリアリティー番組である「アンダーカバーボス(社長潜入調査)」で紹介されたことで、全米で話題となりました。2018年までは西海岸のみで展開していましたが、その後南部に進出しています。

同社のこだわりである、「オーダーメード」とは、同社のモットーである「One cup at a time」に表れています。One cup at a timeとは、一回に一つの飲み物しか作らない、という意味です。お客の嗜好に合わせて、オーダーメードで作ることを意味します。例えばコーヒーの注文は、コーヒーの濃さやクリーム等の量を細かく聞き、お客の好みにピッタリあう飲み物を提供することを意識しています。

当然ながら、注文の内容が細かくなるため、スタッフも顧客にプレッシャーをかけないように対応しており、混んでいる時には、スタッフが車の列まで近づいて、注文を聞いて回っています。

また、地域貢献や社会貢献にも積極的に参加しています。
例えば、Dutch Luv Dayという日を設定して、「売れたドリンク一つ当たり1ドルを、その地域の食料支援等をしているNPOに寄付」をしています。
また、創業者の一人であるDane Boersma氏がALS(筋萎縮性側索硬化症)で2009年に亡くなったことから、毎年Muscular Dystrophy Association(米国筋ジストロフィー協会)に寄付を募るイベントも行っています。

業績は好調です。
店舗数は2021年9月末に503店と、一年前の415店から21%増加しています。さらに売上は、2020年1月~9月に比べ、2021年1月~9月は50.6%と店舗数の増加率を大きく超えています。店舗数増と店舗当たりの売り上げ増の両方を達成していることがわかります。

これまで西海岸中心であった店舗展開でしたが、南部での進出を開始したばかりです。まだ、北部や東部は手つかずで、今後も成長の継続が期待されています。
いつの日か日本にも進出するかもしれません。

会社ウェブサイト
www.dutchbros.com

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