2020年3月31日時点での、日本で利用できる米国小型成長株ファンドのパフォーマンス比較をしました。(参照:2019年12月31日以前のデータ)
このデータは3ヶ月毎に更新しているので、これまでの過去3年年率、過去5年年率に加え、過去3ヶ月の動きも追加しました。
ポイントは以下の通りです。
1)2020年1月~3月は、新型コロナ肺炎の影響で米国小型成長株市場は、大暴落でした。ベンチマークとなるラッセル2000グロースは、-26.17%の大幅マイナスとなっています。また、小型成長株と中小型成長株では、この期間では相対的に中小型の方が有利になっています。
2)過去3年、過去5年で比較した場合、インデックスとの超過リターンの大きさでは、SBI、明治安田、Oneジャナス、三井住友、ブラックロックの順となっています。
データは下記の通りです。(SBI証券のウェブサイトよりデータを取得)
過去3年 | 過去5年 | 過去3ヶ月 | 注釈 | |
(年率) | (年率) | (実数) | ||
ラッセル2000グロース(円建て) | -1.41% | -1.09% | -26.17% | |
明治安田米国中小型成長 | 6.97% | 3.57% | -15.23% | 注1 |
One-ジャナス米国中小型成長 | 0.29% | ― | -26.10% | 注2 |
ブラックロック米国小型成長 | -0.52% | -0.03% | -27.06% | 注3 |
三井住友DS米国小型成長 | 0.23% | 0.99% | -21.25% | 注4 |
SBI米国小型成長 | ― | ― | -23.67% | 注5 |
<参考:米ドル建てリターン>
過去3年 | 過去5年 | |||
年率 | 年率 | |||
ラッセル2000グロース | 0.10% | 1.70% | ||
SBI小型成長(ドリーハウス) | 10.89% | 8.54% | 注5 |
注1:当ファンドは、ラッセル2500(中小型)を投資対象としており、上記の表のベンチマークであるラッセル2000グロースとは異なります。
注2:ジャナス米国中小型成長株ファンドのベンチマークは、ラッセル2500グロースであり、上記の表のベンチマークであるラッセル2000グロースとは異なります。また、過去5年のリターンについては、運用しているジャナス・ヘンダーソン社のウェブサイトをチェックしましたが、運用開始が2016年2月26日であり、データはありませんでした。下記のウェブサイト参照ください。
注3 : ファンドの株式運用能力のみを比較するため、為替ヘッジなしの「Aコース」を掲載しました。
注4 : ファンドの株式運用能力のみを比較するため、カバードコールを付けていない「ハイクオリティファンド」を掲載しました。
注5 : 日本でのファンド設定が2019年11月29日であり、国内投信は長期のデータが取れないため、運用をしているドリーハウス社のウェブサイトより、米国小型成長株(個人投資家向けクラス)のドル建てのリターンを掲載しました。(比較対象としてラッセル2000グロースのドル建てリターンを掲載)
米ドル建てのアメリカのファンドは、円建ての日本のファンドと直接比較することはできません。為替のコストや、運用手数料の違いなどがあるためです。このため、あくまで「参考情報」として見てください。
尚、この投資信託を運用しているファンドマネージャーである、Jeffrey James氏については、下記のページも参照ください。
→ 2019年ベスト・ファンド・マネージャーによる、「2020年推奨銘柄」