2020年2月28日の米国小型成長株インデックス（Russell 2000 Growth）は、996.95で終わりました。一週間前に比べて、130.58ポイントの大暴落（-11.58％）でした。主要インデックスのNYダウ（前週末比-12.36%）やSP500（前週末比-11.49%）も急落し、市場崩壊ともいえる歴史的な相場展開でした。
これまで中国と日本のクルーズ船に限られていた感染者が、欧州・中東さらに北米にも広がったことから、世界的なパンデミックへの懸念が高まり、世界同時株安となりました。
現在の状況は「とにかく不安だから売れる物は全部売る」という感じです。このため、良い会社も悪い会社も、全て売られる状況が続いています。
過去このような暴落相場は、
１）絶好の買い場
２）大きな社会的なトレンドの変化 → 伸びる産業セクターの大きな変化
を提供しています。
しばらくは波乱相場が続くと予想されますが、今回の新型肺炎は致死率が低いため長期的に社会全体を破壊するとは考えにくく、大きな買い場を提供することになるのでは、と期待しています。短期的には「効果がある既存薬の処方箋」が不安感を鎮め、中長期的には「ワクチン」が問題を解決します。
また、この20年ほど継続した「グローバルなサプライチェーンを前提とした生産体制」は再考されるため、新たなトレンド・産業の勃興につながる可能性があります。
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