アメリカ成長株: ヨーロピアン・ワックス・センター(European Wax Center)の概要
ヨーロピアン・ワックス・センター
European Wax Center Inc
ティッカーコード：EWCZ
上場市場：NASDAQ National Market System
業績についてのリンク
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/us/annual/EWCZ
ヨーロピアン・ワックス・センター社はワックス脱毛サービスを提供する店舗を全米でフランチャイズ展開する他、自社ブランドの脱毛・スキンケア製品を販売しています。
ワックス脱毛とは接着性のあるワックスを肌に塗って固まったところでムダ毛ごと一気に剥がす脱毛法です。
ガムテープを貼って剥がすのと原理的には同じで原始的な方法ですが、以下の理由で人気があります。
・毛根ごと抜いてしまうため剃った時のような跡が残らず一度で肌がツルツルになる。
・肌全体に接着するので肌の古い角質の除去も同時にできる。
・レーザー脱毛では難しいデリケートゾーンにも使える。
・短時間で全身の脱毛ができる。
ただし、何と言ってもワックス脱毛には“痛い”という欠点がありますが、手軽で効果が分かりやすいため痛みを許容する人が多いようです。
脱毛の刺激による肌へのダメージも多少あるため、施術後の鎮静や保湿などのスキンケアも重要です。脱毛後の毛穴をそのままにしておくと角質や汚れで毛穴が塞がることがあり、生えてきた毛が外に出ずに“埋没毛”となってしまうこともあります。
同社のベストセラーになっている“Ingrown Hair Serum”や“Ingrown Hair Wipes”などのスキンケア製品は角質を除去しながら毛の成長を遅らせて埋没毛の発生を防ぎます。
米国では脱毛が当たり前になっていて、女性だけでなく男性でも７割近くがムダ毛処理をしているという調査もあります。
特にアンダーヘアの脱毛は雑菌の繁殖、臭い、ケジラミのような寄生虫を防ぐという衛生面でのメリットがあり、清潔志向が進む中で当然なことと捉えられるようになっています。
一昔前までは欧米の男性と言えば胸毛や腕毛がもじゃもじゃでたくましさの象徴になっているイメージでしたが、そういう時代は終わり頭髪以外の体毛はすべて“ムダ毛”という認識が広まりつつあります。
永久脱毛（医療脱毛）とよく比較されますが、効果が見られるまで時間がかかる永久脱毛とは違い、ワックス脱毛は施術直後に効果がはっきりと分かるため顧客の満足度が高いと言われています。
特に夏季のプールで水着を着る期間だけ脱毛したいという場合に重宝されているようです。
永久脱毛は“永久”とは名ばかりで完全に生えてこなくなるわけでもないし費用もかかるため、低コストでその場で確実にツルツルになるワックス脱毛を選ぶ人が多くなっています。
異常なインフレが進む米国では特にコストの面からワックス脱毛が有利になっていて、安くて手軽で確実な脱毛方法としての地位を確立しつつあるようです。
会社ウェブサイト
www.waxcenter.com
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