アメリカ成長株:カリックス(Calix)の概要
カリックス
Calix Inc
ティーカーコード:CALX
上場市場:NYSE(ニューヨーク証券取引所)
業績についてのリンク
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/us/annual/CALX
カリフォルニア州サンノゼに本社を置く、通信プラットフォームを提供する企業です。1999年8月に設立され、2010年にニューヨーク証券取引所に上場しました。2019年度の売上は4億2433万ドル、従業員は763人です。
Calixではネットワークに関する様々なプラットフォームを提供しており、「Calixクラウド」や「EXOS」といったプラットフォームが存在します。これらプラットフォームにより、顧客である通信サービスプロバイダーのサービスのネットワークに革新をもたらします。
「Calixクラウド」では、ネットワーク利用者の行動データを取得し、ダッシュボードで可視化します。通信障害が起きてからネットワーク上の問題を見つけていてはサービスの改善スピードが遅く、顧客やユーザーからの信頼は低下していきます。インターネット通信におけるエラー状況やスピードを日ごとや時間ごとに可視化することで、事前に問題を検知し、安定的なサービスの提供に繋げることができます。
「EXOS」は主にスマートホームで利用されるシステムです。スマートホームとは、家の中の電化製品をインターネットにつなぎ、スマートフォンや声で操作可能にし、便利な暮らしを実現している住宅を指します。EXOSが特徴的なのはハードウェア(システムを搭載する機械そのもの)に依存しないことで、あらゆるデバイスに対応させることができる点です。EXOSを利用してスマートホーム化することで、家の鍵を遠隔からロックさせることも可能になり、暮らしをより便利にしたり安心を与えてくれます。
さらに上記のようなプラットフォームだけではなく、ネットワーク構築に関する支援やコンサルティングサービスも提供しています。企業が通信サービスを提供する時、ネットワーク構築は避けられません。同社ではネットワーク戦略を設計、実装、さらには導入後のサポートや教育もサービスの一環として取り扱っています。
Calixの顧客はアメリカ最大の携帯電話事業者のVerizon・イギリス最大級のITインフラ事業者のCityFibreをはじめとした世界中の通信サービスプロバイダーに利用されており、その数は1400を超えます。Calixサポートサービスの品質は10点満点中9.6点とのことで、サポートが非常に手厚く、導入企業から信頼されているのが伺えます。
インターネットの形成後、日に日にその重要性は増すばかりです。そのインターネットの根幹を担う技術がネットワークであり、通信サービスのプロバイダー、ひいてはCalixのような通信プラットフォームは今後もインターネットの革新の基盤となると思われます。
会社ウェブサイト
https://www.calix.com/
コメント