アメリカ成長企業

将来面白いことになりそうなアメリカの成長企業を紹介します。

アメリカ成長株投資に興味のある方はこちらへ

アメリカ成長株: LGIホームズ(LGI Homes) 徹底したコストダウンで低価格の住宅を提供

その他

アメリカ成長株: LGIホームズ(LGI Homes)の概要

LGIホームズ
LGI Homes, Inc.
ティッカーコード:LGIH
上場市場:NASDAQ National Market System

業績についてのリンク
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/us/annual/LGIH

新型コロナウイルスの流行によって世の中は大きく変化しつつありますが、それは不動産業界も同じです。

アメリカでは2008年のリーマンショックの原因となった住宅バブルの崩壊後、急速に冷え込んだ住宅販売ですが、その後は景気回復と共に徐々に持ち直しつつありました。

住宅購入をあきらめて都心の賃貸住宅で我慢していた若い世代が、徐々に郊外の一戸建て住宅を求めるようになって来ていたのです。そのニーズにうまく答えてきたのがLGIホームズ社です。

同社は米国南西部で住宅販売事業を展開しており、近年は南東部にも拡大しています。あえて都心は避けて通勤圏内の郊外に若者向けの低価格の住宅を提供しています。オプションをつけず、仲介業者を省くことで徹底した低価格路線をとっていて、頭金を準備する十分な所得のない若年層のための低頭金ローンも用意しています。

アメリカはここ十年史上最長の好景気が続いていて、同社も順調に業績を伸ばしていましたが、そこに今回の“コロナショック”が襲い大きな打撃を受けることになりました。

ところがこのコロナ禍の逆風の中、同社の業績は驚異的な回復を見せています。これは、同社の「郊外に・低価格で」という戦略が偶然にも今の時勢にピッタリとマッチしたことに加えて最近の住宅ローンの低金利傾向が拍車をかけたものと思われます。

人々が密になりがちな都心を避けるようになった上、テレワークが進んでオフィスに近い都心に住むメリットがなくなり、仕事のためにやむなく都心に住んでいたような人々が郊外へ移住するよいきっかけとなったのです。

都心よりも出産・育児に向いている郊外では出生率も高いというデータもあり、都心から郊外へという動きが、低下し続けるアメリカの出生率の改善につながることが期待されます。

郊外に移り住むことで子供を育て、家族との時間を取り戻し、広い家に住み、趣味を楽しむなど人間らしい生活を取り戻せるかもしれません。今回のコロナショックでは様々な負の影響が広い範囲に及んでいますが、逆に社会に良い効果をもたらした一つの例と言えるのではないでしょうか。

会社ウェブサイト
www.lgihomes.com

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました