2020年7月末(7月31日時点)での、日本で利用できる米国小型成長株に投資する投資信託のパフォーマンス比較をしました。
ポイントは以下の通りです。
1)2020年7月は、コロナの新規感染者が再び増加したものの、ワクチン開発の進展や米国の経済活動再開による経済データの改善というプラスの材料があり、堅調に推移しました。米国小型成長株市場は、主要インデックスに比べて6月にアウトパフォームした反動で、7月はややアンダーパフォームしました。
ベンチマークとなるラッセル2000グロースは、円建て2.88%、ドル建ては3.44%のリターンでした。(円建ては、対象投資信託と同じく、前日の米国終値を月末の為替で評価して計算)
2)ラッセル2000グロースおよびラッセル2000をベンチマークとする投資信託は以下の3つです。
SBI:SBI米国小型成長株ファンド
BR:ブラックロック米国小型成長株式オープンAコース(為替ヘッジなし)
SMAM:三井住友DS-米国小型ハイクオリティファンド(資産成長型)
3)中長期的なパフォーマンス (過去3年・5年)
引き続きSBIがかなり大きなアウトパフォーマンスをしており、ブラックロック、SMAMはほぼ同水準になっています。(ベンチマークに対する超過リターンで比較)
全てファンドがインデックスをアウトパフォームしており、小型成長株はアクティブ運用が向いているようです。さらにSBIの場合、主要インデックスであるSP500 に対しても大幅にアウトパフォームしています。
4)最近の動き
直近(過去6ヶ月)の比較では、SBIのみがプラスでブラックロックとSMAMを大幅にアウトパフォームしています。
詳細は下記のページを参照ください。
→ 2020年7月31日時点のデータ
→ 過去のデータ
コメント