アメリカ成長株：レプリジェン(Repligen)の概要
レプリジェン
Repligen Corp.
ティッカーコード：RGEN
上場市場：NASDAQ National Market System
業績についてのリンク
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/us/annual/RGEN
ゲノム編集、犯罪捜査のDNA鑑定、遺伝子治療、クローン技術など“遺伝子”を利用した先端技術が脚光を浴びることが多いようですが、遺伝子はタンパク質の設計図に過ぎず、実際に細胞の中で機能しているのはタンパク質の方です。
“遺伝子にどんな働きがあるのか”を知るためには、細胞内で実際に働いているタンパク質を調べる必要があり、遺伝子のDNA配列を眺めているだけで分かるものではありません。
そのためには生体からタンパク質を抽出して精製する必要があり、また薬剤の製造にもタンパク質を精製する工程が含まれることもあって、研究、産業を問わずタンパク質精製技術が必須です。ただし、タンパク質は遺伝子に比べて不安定で扱いが難しく大量の材料が必要になるなど、精製には相当の手間がかかるという難点があります。
レプリジェン社はタンパク質の分離、分析、濃縮のためのクロマトグラフィーと濾過のシステムを製造販売していて、微量分析から商業ベースの大量精製まで幅広いニーズに答えています。
ヒトの全遺伝子配列の解析が終了した今は“ポストゲノム時代”と言われていて、研究の焦点は遺伝子の解析からタンパク質の分析に移行してきており、手間と時間がかかるタンパク質の分析や精製をサポートし、効率化する技術がより一層求められています。
遺伝子解析では画期的な分析装置が次々に開発されていますが、タンパク質の分野でも同じようなことになれば、研究が加速し従来はなかったような発想の薬剤や治療法が登場してくるでしょう。
会社ウェブサイト
www.repligen.com
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