アメリカ成長株:マリブ・ボート(Malibu Boats)の概要
ウェイクボードや水上スキーに特化したボートメーカー
マリブ・ボート
Malibu Boats
ティッカーコード: MBUU
上場市場:NASDAQ
ボートを使ったレクリエーションにはいろんなものがあります。クルージング、マリン・スポーツ、ボートフィッシング、グランピングやアウトドア・・・。
例えば、ヤマハ発動機等は、全ての分野に幅広く商品を開発しています。
https://www.yamaha-motor.co.jp/marine/lineup/
しかし、このマリブ・ボート社の場合は「マリン・スポーツ」、それもウェイクボードや水上スキーに特化した商品開発をしています。ちなみに、ウェイクボードと水上スキーの違いは、乗っている人の姿勢になります。進行方向に対して、横に立って滑るのか、それとも前向きに立って滑るのか、の違いになります。(スノーボードとスキーの違いと同じ)
そして、このような「人を引っ張る専門のボート」のことを、「トーイング・ボートあるいはトーボート(Towboats)」と言います。
トーボートの場合、人が船体の後ろにいるので、普通のプロペラは使えません。水に落ちた人が、プロペラに当たったら大事故になるからです。このため、「ジェット噴射」形式の推進となります。水を船体に吸い込み、それを船体の中にあるエンジンで後方に噴射することで、前に進みます。
また、船の後ろに、「ウェイクやスキーを楽しむために程よい形の波」ができることが必要になります。さらに、ウェイクとスキーでは、「好みの波の形」が異なります。
マリブ・ボート社は、トーボート生産者としては世界最大の会社で、この分野に特化しています。商品へのこだわりも非常に強い会社です。小さな波を作る、あるいは大きな波を作る。さらに、波の方向をコントロールします。波を真後ろに出す、右側にカーブした波を作る、左側にカーブした波を作る・・・。様々の波のバリエーションを作り出すことで、顧客に満足を与えようとしています。
このあたりは、下記のウェブサイトで分かりやすく説明されています。
(既に日本の代理店が、日本語のウェブサイトを作っています。商品説明のビデオは英語のままですが)
ちなみにマリブ・ボート社の英語ウェブサイトは下記の通りです。
マリンスポーツの魅力を全面に打ち出した、楽しいウェブサイトです。また、最新のエンジンは、他社の物に比べてエミッション(二酸化炭素等)の排出が非常に少ない、といった紹介もされています。
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