アメリカ成長企業

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アメリカ成長株:ソーラーエッジ・テクノロジーズ(SolarEdge Technologies)イスラエルの太陽光発電システム・ソリューション・プロバイダ

エネルギー

アメリカ成長株:ソーラーエッジ・テクノロジーズ(SolarEdge Technologies)の概要

ソーラーエッジ・テクノロジーズ
SolarEdge Technologies Inc
ティッカーコード:SEDG
上場市場:NASDAQ National Market System

業績についてのリンク
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/us/annual/SEDG

先日の台風15号の暴風で千葉県の広範囲で停電が引き起こされて大きな被害が出ましたが、あらためて現代の生活は電気なしには成り立たないということを思い知らされました。地震や台風によってたびたび引き起こされる停電を目にすると、自宅で独立して電源を確保できる太陽光発電が普及していれば被害はもう少し防げていたのではないかと考えてしまいます。

ただし、火力、水力、原子力、地熱、風力、どんな発電方法も大なり小なり問題を抱えていて太陽光も例外ではありません。その一つが初期費用が高いという問題で、発電した電気の売電により得られる収入でいかに早く回収できるかが勝負になります。

そのためにはより効率よく発電することが重要となりますが、その鍵を握っているのがパワーコンディショナーと呼ばれる制御装置で、これは太陽光パネルで作られた直流の電気を交流に変換したり電流と電圧を整えたりする役割を果たしています。

太陽光発電は、パネルの大きさの違い、設置角度、表面の汚れ、落ち葉、日陰、降雪、表面温度、劣化の度合いなどの影響でパネルごとに発電量が違うものなのですが、従来のパワーコンディショナーでは一番出力の小さいパネルの発電量に合わせてしまうという欠点がありました。つまり、ほとんどのパネルが90%の出力があったとしても、一つ50%のものがあると全てのパネルの発電量が50%に下がってしまうのです。

同社が製造するパワーコンディショナーはパネルごとに独立して制御していて、最大限の発電量を確保することができます。独立しているので構造もシンプルでその分低コストで製造することができて初期費用を下げることに貢献します。

野外に設置される太陽光パネルは周囲の環境や気候の影響を受けやすく、長期保証される場合が多いのですが、パワーコンディショナーの方はメーカーによっては1年間だけというケースもありパネルほど保証が充実していません。同社のパワーコンディショナーはアンモニア耐性、塩害腐食耐性に優れ、損害が生じた場合にも25年という長期間の保証をつけています。

大規模な発電所を作ってそこから分配する方法が効率的とされてきましたが、災害による送電網の障害や長距離送電によって失われる電力を考えると「地産地消型」の分散型発電の方が望ましいというのが多くの先進国の出した結論です。

自宅の屋根に設置することもできる太陽光発電は究極の「地産地消型」であり、災害に強くて効率が良く二酸化炭素も廃棄物も出さない完全なクリーンエネルギーということも考慮すると、これからも太陽光発電の優位性は揺るぎのないものでしょう。

リンク

www.solaredge.com

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