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アメリカ成長株:スコッツ・ミラクルグロー(Scotts Miracle-Gro): 米国の園芸用品メーカー

その他

アメリカ成長株:スコッツ・ミラクルグロー(Scotts Miracle-Gro)の概要

スコッツ・ミラクルグロー
Scotts Miracle-Gro Co
ティッカーコード:SMG
上場市場:NYSE(ニューヨーク証券取引所)

業績についてのリンク
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/us/annual/SMG

スコッツ・ミラクルグロー社は、芝生を中心としたガーデニングをサポートする製品の製造・販売および植栽のメンテナンス事業を展開する園芸企業で、植栽の種子、除草剤、殺虫剤、肥料、培養土、散布機、水耕栽培システムを北米および欧州で販売しています。

アメリカの映画やドラマで出てくる住宅街は必ずと言ってよいほど美しい緑の芝生で覆われているイメージがあります。実際、アメリカは芝生面積、芝生種子生産、芝生関連ビジネスにおいて世界一であり、“芝生の国”と言っても過言ではありません。

アメリカの住宅街には地域全体の不動産価値を維持するための組織があり、芝生の手入れをサボっていると注意されたり罰金を課されたりするそうで、庭の管理が各家庭の自主性に任されている日本とはずいぶん事情が違うようです。

庭は芝生で覆われているものというのが常識となっていましたが、最近では、水、農薬、肥料などの資源を浪費し、土壌を農薬で汚染する芝生を敬遠する動きもあり、地域によっては手間のかからないサボテンやグラス植物を芝生の代わりに植える家庭も徐々に増えつつあります。緑に覆われた庭はいかにも環境に良さそうに見えますが、実は環境負荷が高いという裏の面があるのです。

今世界で広まりつつある環境保護の動きが今後さらに活発化してくると、お世辞にも環境に良いとは言えない芝生が槍玉に上がるようなことにもなりかねず、芝生関連ビジネスにも陰りが見えてくるかもしれません。

しかし、近年新しいビジネスチャンスが現れました。大麻合法化です。
アメリカにおける大麻合法化がもたらした“グリーンラッシュ”と呼ばれる大麻ビジネスの盛り上がりによって、水耕栽培施設メーカーとしても大手である同社には追い風が吹いています。

これは、水耕栽培が土壌栽培に比べて効率よく栄養を与えられるため成長が早く、病害虫がつかず、雑草を取る手間もかからないなどの理由で大麻栽培のための水耕栽培施設の需要が高まっているためです。このグリーンラッシュの追い風を受けて同社は順調に売上高・利益を伸ばしていて、証券市場では今後有望な大麻関連株として注目されています。

長らく芝生関連事業を主力としてきた同社ですが、大麻を生産する企業に肥料を提供するなど最近は大麻関連にも注力しつつあります。芝生関連には若干の不安がありますが、今後も成長が期待される大麻関連事業がそれを補っていくことになるでしょう。

会社ウェブサイト
www.scottsmiraclegro.com

 

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