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アメリカ成長株: CS・ディスコ(CS Disco):弁護士向けにITサービスを提供

IT

アメリカ成長株: CS・ディスコ(CS Disco)の概要

CS・ディスコ
CS Disco Inc
ティーカーコード:LAW
上場市場:NYSE(ニューヨーク証券取引所)

業績についてのリンク
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/us/annual/LAW

テキサス州オースティンに本社を置く、テクノロジー企業です。2013年12月に設立され、2021年7月にニューヨーク証券取引所に上場しました。2020年度の売上は6844万ドル、従業員は336人です。

ディスコは法律事務所や企業の法務部門などを対象に、法務ソリューションを提供する会社です。法務とは、法的な問題に対応する業務のことです。

ディスコは設立当初、訴訟専門の事務所で働く弁護士の電子情報開示ツールに対する不満の声をもとに弁護士自身の手によって開発されました。そのため弁護士が利用しやすいように最適化された設計になっています。

現在では北米で急速に成長している電子情報開示ソリューションとなっており、Am Law 200(アメリカの弁護士の年間総収入ランキング上位200)のうち170(85%)を含む、900を超える法律事務所に採用されています。

ディスコの法務ソリューションの1つである、DISCOケースビルダーは、証言録取(法廷外で原告側弁護士が被告側証人を尋問する手続)のレビューを改善してくれます。すべての証言録取・証人・作業成果物・チームのコミュニケーションを1つのビューにまとめ、チームで共有し、検索も可能なため、必要な情報をすぐに見つけることができます。

また、システムの1つであるDISCOレビューでは、最先端のAIテクノロジーを活用することによりレビューを業界平均の60%高速化します。

レビュー担当者のタグ付けを元に関連する可能性が高いドキュメントを検索し、素早く情報にたどり着くことができます。プラットフォーム自体も従来のツールより約10倍高速であり、非常に応答性が高くスムーズに業務が進められるシステムになっています。

さらに、電子情報開示ソリューションも提供しています。法律事務所・企業・政府機関が電子情報開示データの閲覧やワークフローのカスタマイズによる自動化を行うことができます。弁護士自身によって設計された使いやすいシステム、業界最速のパフォーマンス、信頼できるセキュリティが同社の法務ソリューションの強みといえそうです。

上記のような法務ソリューションのほか、ディスコ大学というサービスも提供しています。これは次世代の電子情報開示の専門家を育てるための資格認定制度です。

自分の役割に基づいてパーソナライズされたコースに参加することで、電子情報開示テクノロジーに関する知識を身につけたり、DISCO認定資格により専門知識の証明が行えます。

法学部の学生は法務テクノロジーに関するトレーニングをほとんど受けずに就職することが多い状態になっています。ディスコは電子情報開示プラットフォームのトレーニングを提供することで、システムによって弁護士の業務を楽にするだけでなく、業界の成長にも貢献している企業です。

会社ウェブサイト
https://www.csdisco.com/

 

 

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