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アメリカ成長株:ギットラブ(GitLab):DevOpsプラットフォームを提供

IT

アメリカ成長株:ギットラブ(GitLab)の概要

ギットラブ
GitLab Inc
ティーカーコード:GTLB
上場市場:NASDAQ National Market System

業績についてのリンク
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/us/annual/GTLB

カリフォルニア州サンフランシスコに本社を置く、ソフトウェア企業です。1965年に設立され、2021年9月にNASDAQに上場しました。2021年度の売上は2億5265万ドル、従業員は1,588人です。

GitLabはDevOpsプラットフォームを提供しています。DevOpsは開発を意味する「Development」と運用を意味する「Operation」を組み合わせた略語で、開発担当者と運用担当者が協力して開発や運用を行い、システムの価値を向上、かつその価値をエンドユーザーに確実かつ迅速に届け続けるという概念を指します。

従来、機能の新規開発・改善を行う開発担当者とシステムの安定稼働を目指す運用担当者の間では、その立場の違いから対立することがしばしばありました。しかしそれではどちらかの意見に偏ったり対立関係によりシステムを迅速に提供することができません。DevOpsプラットフォームは、両者の対立を解消して理想的な連携関係を作り出すために考案されました。

GitLabは現在66ケ国で利用され、推定3,000万人のユーザーと100万人以上のアクティブライセンスユーザーを擁しています。同社のDevOpsプラットフォームを利用すると、組織内のすべてのチームが協力してシステムの計画・開発・運用等を行い、エンドユーザーに迅速かつ継続的に価値を提供することができます。

例えば自動ソフトウェア配信です。ソフトウェアのソースコードをクラウド上で管理し、チームメンバーはいつでもそれらにアクセスし共同で作業を行うことができます。またソフトウェアの変更を行うと同時に、実行ファイルの作成・ソースコードのテスト・本番環境へのリリースといった開発および運用作業を自動で行うことが可能です。

バージョン管理機能も備わっているので、前のバージョンとの差分確認や運用後に何か問題があった際にはバージョンの切り戻しが行えるなど、ソフトウェア開発において便利な機能が豊富に備わっています。

類似のサービスとして、Microsoft社が買収したGitHubがあります。サービスとしてはGithubが世界で最も利用されていますが、GitLabの特徴としてはOSSと呼ばれる作成者が基本的に無償で公開しているソフトウェアである点です。また作成者に関わらず有志で誰もがソフトウェアの変更提案を行うことができ、DevOpsの機能としてはGitLabがやや優れていると見られています。

無償版だけでなくサポート付きの有料版も提供しています。PremiumプランとUltimateプランが用意されており、それぞれで利用可能な機能やサポート体制が異なります。Ultimateプランでは高度なセキュリティや脆弱性管理の機能が備わり、自社の要件に合わせて適切なプランを選択できます。

生産性を向上させ、ユーザに価値提供を迅速に行うための方法として、DevOpsは近年注目されている概念です。GitLabはこのDevOpsを構築する様々な仕組みを提供しており、非常に多数のユーザーに利用されているプラットフォームとなっています。

会社ウェブサイト
https://about.gitlab.com/

 

 

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