アメリカ成長企業

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アメリカ成長株: チャンネルアドバイザー(ChannelAdvisor): サービス型ソフトウェア(SaaS)ソリューションを提供

IT

アメリカ成長株: チャンネルアドバイザー(ChannelAdvisor)の概要

チャンネルアドバイザー
ChannelAdvisor Corp
ティーカーコード:ECOM
上場市場:NYSE(ニューヨーク証券取引所)

業績についてのリンク
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/us/annual/ECOM

ノースカロライナ州モリスビルに本社を置くサービス型ソフトウェア(SaaS)ソリューションを提供する企業です。小売業者や製造業者に統合ECプラットフォームを提供しています。2001年6月に設立され、2013年5月にNYSEに上場しました。2019年度の売上は1億2995万ドル、従業員は642人です。

Amazon、eBay、Walmartなど、世界には様々なECサイト(自社の商品やサービスを、インターネット上の独自運営のウェブサイトで販売するサイト)が生まれてきました。これらECサイトのおかげで消費者があらゆるものをオンライン上で購入できるようになっています。

その反面、ECサイトにて商品やサービスを販売する企業からすると、販売機会を逃さないように数多くのECサイトに対応する必要がでてきています。商品やサービスそのものは魅力的であっても、いまや「Amazonで買えないから」といった理由により競合他社製品に流れてしまうリスクは十分に考えられます。

このため多くの企業が、消費者が主に利用する大手ECサイトに対応しています。しかし、利用するECサイトが多くなるにつれ、管理コストは膨らんできてしまいます。また商品の販売データも各ECサイトで別個に蓄積されていくため、企業全体の販売状況として総合的に分析することが困難となります。

そのような課題を解決するため、チャンネルアドバイザーは企業がもつ様々なオンライン販売チャネル(製品を消費者まで届ける流通経路)を一つに統合するプラットフォームを提供しました。

チャンネルアドバイザー上で商品データを登録すれば、一度に何百もの販売チャネルへの対応を行うことができます。これにより企業は各ECサイトへの個別の対応を減らせることはもちろん、消費者からしてもあらゆる人が自分の好みのECサイトにて購入できるという体験が生み出されます。

同社のプラットフォームのメリットはこれだけではなく、あらゆるECサイトでの販売データをチャンネルアドバイザーという一つのプラットフォーム上に集約し、企業全体の販売状況として総合的に分析が行えることでしょう。在庫や注文も一括管理できるので、企業の担当者はチャンネルアドバイザーのみにアクセスすることで必要な情報が得られます。

このプラットフォームにより同社の創業以降、主要なグローバルブランドや小売業者・中規模の企業・起業家に至るまで、あらゆるクライアントの成長を支援してきました。同社への評価も高く、2013年以来、IRトップ1000社の「チャネル管理ベンダー」部門の第1位に毎年選ばれ続けています。

これまでも拡大を続けてきたEC市場ですが、野村総合研究所の調査によると2025年には市場規模は27兆8000億円になることが見込まれ、2019年度の1.4倍に相当します。ECサイトは今後も企業にとってますます必須のチャネルとなってくると思われ、チャンネルアドバイザーはあらゆる企業の成長を支える基盤となってくるでしょう。

会社ウェブサイト
https://www.channeladvisor.com/

 

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