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アメリカ成長株:SIボーン(SI-BONE):腰痛の大きな原因の一つである仙腸関節痛のための、インプラントシステムを提供

ヘルスケア・バイオ

アメリカ成長株:SIボーン(SI-BONE)の概要

SIボーン
SI-BONE Inc
ティッカーコード:SIBN
上場市場:NASDAQ National Market System

業績についてのリンク
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/us/annual/SIBN

 人間の骨盤は、背骨とつながる“仙骨”と大腿骨とつながる“腸骨”からできており、その結合部分は“仙腸関節”と呼ばれていて通常は靭帯で強く固定されています。この結合部が出産、外傷、急な動きなど様々な原因で強い力がかかると緩んでしまうことがあり、これが原因で腰に強い痛みを生じるのが“仙腸関節痛”です。

仙腸関節痛は腰痛の原因の30%を占めるとも言われていて、これは腰痛のほとんどが原因不明であることを考えるとかなり高い割合です。ぎっくり腰のようなポピュラーな腰痛も仙腸関節の捻挫である場合が多く、老若男女問わず誰にでも起こり得るのが仙腸関節痛です。

同社の社名である“SIボーン”は仙腸関節の事を指していて、この部分に焦点を合わせた手術用のインプラントシステムの研究開発と製品化を行っています。

“iFuseインプラントシステム”は同社の提供する低侵襲の(患者の負担が少ない)仙腸関節固定手術で、体に開けた小さな穴からインプラントを入れて関節を固定するものです。

通常行われる開腹手術は全身麻酔や脊髄麻酔が必要である上に回復にも日数を要するのに比べてiFuseは短期間での回復、復職が可能です。

腰痛の辛さを経験した人なら分かると思いますが、腰のような体の中心部の関節に生じる痛みは生活の質の著しい低下を招き、休職や退職に追い込まれたり高齢者の場合には寝たきり状態に陥ってしまったりする場合もあります。

悪い姿勢、同じ姿勢の継続、運動不足など腰に悪い生活を強いられがちな現代人はいつ何時“腰のトラブル”に見舞われるか分かりません。

単なる体の痛みというだけでなく労働生産性や社会保障問題にも影響してくる“腰痛”の克服は現代社会の重要な課題であり、iFuseのような低侵襲手術による根本治療の普及が必要で、更に簡単で短時間で済む低費用の治療法の開発が待たれるところです。

会社ウェブサイトへのリンク
https://si-bone.com/

 

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