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アメリカ成長株:レアタ製薬(Reata Pharmaceuticals)様々な病気の原因となる炎症を抑えるNrf2活性化剤を研究開発

アメリカ バイオ ヘルスケア・バイオ
アメリカ成長株 バイオ関連銘柄

アメリカ成長株:レアタ製薬(Reata Pharmaceuticals)の概要

レアタ・ファーマシューティカルズ
Reata Pharmaceuticals Inc
ティッカーコード:RETA
上場市場:NASDAQ National Market System

業績についてのリンク
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/us/annual/RETA

骨折や捻挫をした際に患部がパンパンに腫れてきてびっくりすることがありますが、これは典型的な“炎症”という生体反応で、傷ついた部分を元に戻したり侵入してきた異物を排除したりするために引き起こされるものです。

しかし、この“炎症”が働きすぎてしまうと、必要以上に体の組織が傷つけられたり痛みが続いたりすることになります。

また、痛みを感じない程度の弱い炎症がダラダラと続く“慢性炎症”は、気が付かないうちに全身の組織を蝕み寿命を削る原因になるとも言われていて、炎症をいかにして抑えるかが様々な病気の治療において重要なテーマとなっています。

人体には炎症を抑える機能が元々備わっていて、必要に応じてこの機能を発動させる役割を果たしているのがNrf2というタンパク質です。このNrf2が何らかの原因でうまく働かないと炎症が収まらない状態が長く続くことになるのですが、逆にrf2を活性化させると炎症を抑えることができるわけで、この作用を持つ物質のことをrf2活性化剤と言います。

抗炎症剤と言えば、劇的な効果がある反面強い副作用を伴うステロイド系の薬剤が思い浮かびますが、Nrf2活性化剤は効き目がマイルドである分副作用が小さいという特徴を持っています。Nrf2を活性化する物質は野菜などにも含まれていて、“Nrf2を活性化するサプリメント”なるものも市販されており、炎症を抑える方法としては比較手に安全であると言えます。

同社はNrf2活性化剤であるバルドキソロンメチルおよびオマベロキソロンを主軸に研究開発をしていますが、バルドキソロンメチルの方は糖尿病性腎症で低下してしまった腎機能を回復させることができるという他の薬剤にはない優れた薬効を持っています。

糖尿病性腎症は、早期に発見して治療を開始しないと腎臓が機能しなくなり最終的には人工透析に頼らざるを得なくなってしまうという、特に注意が必要な糖尿病の合併症の一つです。

しかし、従来の薬剤には腎機能の低下を抑える程度の効果しかないため、病気の進行を止めるには早期に発見して投薬する必要があるのですが、自覚症状がないために発見が遅れすでに手遅れというケースが多いというのが現実です。

日本では人工透析を受けている患者の半分近くが糖尿病性腎症であり、バルドキソロンメチルのような薬剤で腎機能を回復させることができれば、人工透析の危機に瀕している多くの糖尿病患者を救えるかもしれません。

会社ウェブサイト
www.reatapharma.com

 

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