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アメリカ成長株:リングセントラル(RingCentral):クラウドベースの企業向けコミュニケーションシステムを提供

IT

アメリカ成長株:リングセントラル(RingCentral):の概要

リングセントラル
RingCentral Inc
ティーカーコード:RNG
上場市場:NYSE(ニューヨーク証券取引所)

業績についてのリンク
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/us/annual/RNG

カリフォルニア州ベルモントに本社を置く、クラウドベースの企業向けコミュニケーションシステムを提供する企業です。1999年に設立され、2013年にニューヨーク証券取引所に上場しました。2018年度の売上は6億7360万ドル、従業員は1870名です。

同社の主力製品がクラウド電話システム「RingCentral Office」です。これはあらゆるデバイス間での通話を可能にします。アプリを通してクラウド上で動作するため、通常利用される電話機を必要としません。現在サービスを展開している国の数は100以上にも上り、既に日本語対応もされています。

従来、オフィスでの電話連絡は机上に固定電話を置き、内線通話を利用して従業員間で連絡を取り合ったり、受けた外線を一度保留にして内線に転送しているケースが多いかと思います。しかし固定電話のために通話できる場所が限られたり、外線を取り次ぐ手間がかかってしまい、コミュニケーションの障壁となっています。

現在では各従業員に社用携帯を配布したり、チャットやテレビ電話アプリを導入する企業も増えており、これらの障壁は解消されてきました。ですが一方で様々なデバイスやツールを使い分けることにより、切り替えの手間や情報の散乱、学習コストの増加につながっています。

RingCentral Officeは通話・テレビ会議・チャット・ファイル共有・タスク管理など、様々なコミュニケーション手法やコミュニケーションに必要な機能を1つのアプリ上で実現しました。PC・デスクトップ・モバイル・タブレットに対応しており、異なるデバイス間での通信も可能です。

機能と情報が集約されているため、社内外問わず何らかのコミュニケーションを行う際にはこのサービスさえ利用すればすぐに目的を果たすことができ、従業員の生産性を向上させられます。あらゆる機能が単一のプラットフォーム上に実現され、直観的に操作できるように設計されているので導入も容易です。また、通信自体のコストも25%削減につながっているというデータが出ています。

他にも同社の代表的な製品としてもうひとつ、「RingCentral Fax」があります。これはFAX機を用いることなくアプリ上からインターネット経由でFAXを送受信できるサービスです。DropBoxやGoogle Driveなどの各種オンラインストレージサービス上にあるファイルを送信し、また受信時にはFAX内容をメールの添付ファイルとして受け取ることができます。このサービスにより電話だけでなくFAXにおいても場所やデバイスを選ばなくなりました。

同社は「誰もが楽に共同作業できる世界を作る」というビジョンを掲げており、テクノロジーによりビジネス上で関わる人々がいつでも、どこでも、どのデバイスでも好きな方法で通信できるようにすることを目指しています。同社のサービスにより飛躍的にその世界に近づいてきていますが、将来的にはさらに年齢等によるITリテラシーの違いや言語の壁も超え、あらゆる人同士が容易にコミュニケーションが取れる世界が来るかもしれません。

会社ウェブサイト
https://www.ringcentral.com/

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