アメリカ成長企業

将来面白いことになりそうなアメリカの成長企業を紹介します。

アメリカ成長株投資に興味のある方はこちらへ

アメリカ成長株:クーパ・ソフトウェア(Coupa Software) クラウドベースの支出管理システムを提供

IT

アメリカ成長株:クーパ・ソフトウェア(Coupa Software)の概要

クーパ・ソフトウェア
Coupa Software Inc
ティーカーコード:COUP
上場市場:NASDAQ National Market System

業績についてのリンク
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/us/annual/COUP

カリフォルニア州サンマテオに本社を置く、クラウドベースの支出管理システムを提供する企業です。2006年に設立され、2016年にNASDAQに上場しました。アメリカだけでなくヨーロッパやアジア太平洋地域にも進出しており、日本においても東京に拠点を構えています。2018年度の売上は1億8678万ドル、従業員は1200名です。

会社を存続させていくためには収入と支出を正しく把握して管理することが重要です。収支管理を正しく行えていない場合、自社の収支に即した活動ができないために会社を存続することが難しく、気がつけば手許現金が不足し黒字倒産という状況に追い込まれることもあります。

収支が赤字であるならば解消するにはどうすれば良いのか、または黒字の状況を継続させてさらに利益を上げるにはどうすれば良いのかを考える上でも、収支管理を適切に行うことが必要になってきます。

同社の支出管理システムでは、支出管理に関わるあらゆるプロセスにおいて個々のプロセスに特化した数多くのサービスが用意されており、またそれらのサービスはその企業にとって必要なものを必要な分だけ利用できるようされています。その中でも主要となるサービスについてご紹介します。

・Coupa Procurement(調達)
オンラインショッピングをするかのように、簡単に備品や資材の購買を行い、納品までの調達管理ができるサービスです。購買・調達管理プロセスを簡単にすることで、従業員が商品やサービスの購入や情報を探すために費やす無駄な時間も節約することができます。

・Coupa Expenses(経費)
経費管理作業の自動化を行い、手作業での管理を無くします。財務担当においては支出の計上漏れの減少や正確で迅速な支払いを行うことができ、コンプライアンスの向上にも繋がります。

営業先でのモバイル環境での仕様を前提として設計されており、シンプルで操作性に優れています。また、支出全体を分析することでさまざまな種類の支出において節減機会を特定し費用最適化を図ることができます。

・Coupa Inventory(在庫)
在庫の管理や追跡を行うサービスです。過剰在庫がある場合は無駄な支出が発生していることになります。余剰で無駄な支出を削減するとともに、事業を行うために必要となるものが必要な分だけあるか把握できるよう全社的な在庫状況をリアルタイムで提供します。

・Coupa Budgets(予算)
通常、予算の確認には週次または月次の報告書を待たなければいけません。このサービスでは支出発生時にリアルタイムで予算への影響を把握し、適用することにより浪費を防いでくれます。自社の収支状況を見て支出の妥当性を正しく検討し、企業を存続させるためにも重要なサービスとなります。

支出管理システムはデジタル化が進んでいる現代において、企業にとって必須ともいえるものになってきています。そのため競合も数多く存在しますが、その中でもCoupa Softwareのサービスが選ばれる理由として、同社は「ユーザー重視」や「支出管理の手引き」といった点を挙げています。

製品自体が使い勝手に優れ、さらに最適な支出管理が行えるようさまざまなアドバイスを行うほか、ユーザー・コミュニティーによるユーザー間での学習の機会の場を設けています。このようにユーザーが自ら製品を学び、使いこなしたくなる仕組みを創っており、同社の製品が選ばれ続ける要因となっているといえるでしょう。

会社ウェブサイト
https://www.coupa.com/ja/

コメント

タイトルとURLをコピーしました