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アメリカ成長株:エンダバ(Endava) :デジタル化、アジャイル化、オートメーション化を進めるITサービス企業

IT

アメリカ成長株:エンダバ(Endava)の概要

エンダバ
Endava PLC
ティーカーコード:DAVA
上場市場:NYSE(ニューヨーク証券取引所)

業績についてのリンク
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/us/annual/DAVA

イギリスのロンドンに本社を置くITサービス企業です。デジタル化、アジャイル化、オートメーション化の3つのIT変革を活動の主軸としています。2006年に設立され、2018年7月にニューヨーク証券取引所に上場しました。2019年度の売上は2億8793万ドル、従業員は約5700名です。

デジタル化とはデジタルトランスフォーメーション(DX)とも呼ばれ、IT技術を人々の生活に浸透させることで生活をよりよいものに革新するという概念です。

エンダバがこのデジタル化を行う一つの領域として、モノとインターネットをつなぎ情報連携を行うことで相互に制御するIoTがあります。インターネットを通じて遠隔操作が可能なスマート家電といった家電が販売されていますが、これもIoTの一つになります。エンダバではクライアント向けにこのIoTや様々な技術を生かしたアプリケーションの開発を行うことで、生活にITを浸透させ世の中をより便利にすることに貢献しています。

次にアジャイル化についてです。アジャイル(agile)とは「機敏な」「すばやい」というような意味があり、とりわけITの側面では、システム開発において初めから100%の完成度を目指すのではなく、開発サイクルを短期間で何度も回して次第に全体の完成度を高めていくという開発手法を指す用語になります。

消費者のニーズは取り巻く環境に伴い常に変化していくため、ビジネスにおいてはその変化に追従して競合他社よりも迅速に価値提供を行う必要があります。そのためエンダバではアジャイル開発を採用して迅速にITサービスを開発するほか、エンダバが独自に持つアジャイルフレームワークにより、コンサルティングとしてクライアント内部にもこのアジャイル開発を導入するサポートを行っています。

最後にオートメーション化です。オートメーションはその意味のまま自動化を差し、エンダバではソフトウェアのテストといったITプロセスや日々の定型的な事務作業のような業務プロセスなど、ビジネスに関わるあらゆるプロセスの自動化を行います。

その中でもエンダバが得意とするのはソフトウェアテストの自動化です。ソフトウェア開発において、テストは開発そのもの以上に期間や人員を割く工程です。そのためテスト自動化のためのシステムを導入することで、テストにかかる負担を大幅に削減することができます。

また自社のサービスが正常に動作しているか、最新のシステムアップデートにより既存機能に障害が起きていないかを自動でチェックすることにより、サービスを安定して提供できるようになることや、障害が起きた際も社内で迅速に察知することで被害を最小限に留められるようになります。

上記ではデジタル化、アジャイル化、オートメーション化の3つのIT変革を軸にエンダバを紹介しましたが、これら技術を生かしたITサービスを提供する業界は金融、保険、小売など多岐に渡ります。

また支社もヨーロッパおよびアメリカを中心にグローバル展開を行っていますが、2019年11月、エンダバはルーマニアの最高業績企業2019年のランキングにおいて2位の獲得や、同月にドイツおよびスコットランドのITサービス業の2社の買収を行うなどニュースは絶えず、近年益々勢力を伸ばしています。世界中のクライアントで実施した顧客満足度調査でも満足度88%という高い評価を得ており、世界中が今後も同社の活躍に期待しているでしょう。

会社ウェブサイト
https://www.endava.com/

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