アメリカ成長企業

将来面白いことになりそうなアメリカの成長企業を紹介します。

アメリカ成長株投資に興味のある方はこちらへ

アメリカ成長株:アラコス(ALLAKOS):幅広いアレルギー性疾患治療の抗体治療を目指した抗体医療薬を開発

ヘルスケア・バイオ

アメリカ成長株:アラコス(ALLAKOS)の概要

アラコス
ALLAKOS INC
ティッカーコード:ALLK
上場市場:NASDAQ National Market System

業績についてのリンク
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/us/annual/ALLK

動物には体中に病原体や毒素が入って来ると“抗体”を作って排除する“免疫”と呼ばれる防御システムがありますが、“抗体治療”はこれを病気の治療に利用するものです。

抗体というのは病原体や毒素に結合するタンパク質で、これが結合すると異物と認識され集まってきた免疫細胞によって排除されます。抗体治療は人工的に作った抗体を使って病気の原因となる物質や細胞を体内から除去するもので、標的以外に悪影響を与えない、すなわち副作用が小さいという特徴を持っています。

同社は抗体治療によるアレルギー性疾患の緩和治療を目標にして抗体医療薬の研究・開発を行っています。アレルギーを起こしている組織には好酸球や肥満細胞が多く出現し害を及ぼしていることが分かっていて、これらを減らすことが治療の目標になります。

好酸球や肥満細胞の表面にはシグレックと呼ばれる受容体が多く存在していて、これを標的にした抗体を入れると好酸球、肥満細胞ともに分解されるか活動が低下することが実験で示されています。同社はこの抗体(AK002)による抗体治療の研究開発を進めており、医薬品としての承認を目指しています。

AK002抗体は、重度のアレルギー性疾患、炎症性疾患、増殖性疾患に有効で、
・好酸球性胃腸炎
・慢性蕁麻疹
・遅発性全身性肥満細胞症
・重度のアレルギー性結膜炎
などの治療に使用することを想定しており、すでに臨床段階にあります。

例えば好酸球性胃腸炎は有効な治療法が確立しておらず、全身性のステロイド薬が使われることが多いのですが、糖尿病、骨粗鬆症、うつ状態などの症状といった強い副作用が出るという問題があります。

残念ながら根本治療にはなりませんが、AK002のような抗体医療薬を使用すれば副作用を最小限に抑えながら症状を緩和することができます。ただし、その他の抗体医療薬と同じく高コストであるという問題点を抱えています。日本でも一時期話題にもなった “オプジーボ”も抗体医療薬の一種で、1瓶(100ミリグラム)が73万円、年間では医療費が3500万円にも達してしまいます。

このように抗体医療ではコストダウンという課題が常につきまといますが、同社のAK002抗体は幅広いアレルギー性の疾患に有効であり、大量生産でコストダウンする価値がある抗体医療薬であると言えます。

抗体はネズミなどの動物細胞に遺伝子を入れて作成されるのですが、効率的に大量生産できないためどうしてもコストが高くなってしまうのです。最近は遺伝子を組み込んだ牛乳、卵、トウモロコシ、大豆などで作る研究が進んでおり、将来は抗体医療薬が安価に提供されるようになることが期待されています。

会社ウェブサイト
www.allakos.com

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました