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アメリカ成長株市場の動き-2020-08-28

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アメリカ成長株

2020年8月28日の米国小型成長株インデックス(Russell 2000 Growth)は、1154.39で終わりました。一週間前に比べて、10.05ポイントの小幅上昇(+0.88%)でした。主要インデックスのNYダウ(前週末比+2.59%)やSP500(前週末比+3.26%)に比べ、出遅れた感じになっています。

6月からの持ち合いを上に離れる動きが継続しています。米国の経済指標は引き続き回復を示すものが多く、SP500 ・ラッセル2000グロースともに「利食い売り」をこなしながら上値を追っています。

<コロナのピークアウト>
今週の新規感染者、日次死亡者のトレンド(7日間移動平均)は下落を継続しており、そろそろ「株式市場にとっては、コロナは既に過去の物」という感じになっています。

<米中の緊張>
今週は南シナ海の基地建設関連の会社に対する制裁を発表しました。しかし、何度もこのコメントで述べているように、「香港・中国の金融機関への制裁」がない限り、米国の株式市場に大きな売り材料にはならないと思っています。そして、「11月の大統領選挙まで、株価を下落させたくないトランプ大統領」が、副作用の大きな「香港・中国の金融機関への制裁」を取ることは非常に難しいと考えています。

<大統領選挙>
今週は、共和党の全国大会が開かれました。注目はテレビの視聴者数です。結果は先週の民主党と同じく、2016年に比べてかなり減少しました。ライブ配信の影響は、やはり大きいようです。ただし、民主党と共和党は中身がかなり異なります。FOXニュースが全体の40%~45%と圧倒的なシェアを獲得しました。

この4年間継続している通り、FOXのみがプロ・トランプ、それ以外のテレビは全てアンチ・トランプという感じです。

ところで、引き続き世論調査をみれば、トランプ氏が劣勢ですが、民主党大会・共和党大会を経て、ややトランプ氏の支持率が盛り返しています。今後以下の2つの点を注目しています。

・「熱狂」について
民主党は「コロナはまだまだ現在進行形の甚大な問題であり、感染を抑えるために、最善を尽くすべき=必要ならばロックダウンもあり」という主張です。だから「絶対マスクはすべきだし、社会的距離の確保も神経質に気にすべき」という立場です。

一方共和党は「コロナは既にピークを過ぎた。過去の問題である。重要なのは経済活動のリカバリー」と主張しており、「マスクは個人の自由。社会的距離も、それぞれ各自が気にすればよい」という立場です。

今回の党大会においても、「民主党は全てリモート・バーチャル」、一方「共和党は、一部集会を含めた形で」と違いを出しています。結果的に、「共和党の方が盛り上がった(ような気がする)」→「トランプの支持率回復」となっています。

問題はこれからです、これから選挙が終盤戦になれば、両陣営ともに「激戦区」での選挙活動を活発にします。トランプ氏は「ガンガン集会する」という感じになるでしょう。

一方で、バイデン氏は「対抗してガンガン集会できるのか?」という問題が発生します。積極的に集会をすれば、これまで言ってきたことに矛盾します。「コロナが小康状態になったから」といえば、トランプ氏の「コロナは過去の事」という主張を認めることになります。激戦区において、これまで通りバーチャルな自宅の地下室からの情報発信だけで、トランプ氏の追い上げを抑えられるのか?興味のあるところです。

・BLMとジョージ・フロイド氏の死因
ブラック・ライブズ・マター運動は、民主党が大きな期待をしている運動です。今回この運動を大きく・激しくしたのは、ジョージ・フロイド氏の死亡事故(あるいは殺人事件)です。

「弱い黒人を虐める、悪い白人警官」という事件を「背景にあるのは、弱いマイノリティーの権利を認めない、人種差別的なトランプ政権があるから」というメッセージに結びつけ、「だから社会のためにトランプを倒さないといけない」と訴えています。

(ちなみに警官の問題は、オバマ政権の時にもありました。だから、2016年9月、トランプ氏が大統領になる前に、キャパニック選手はNFLの試合前の国家斉唱の時に膝をついたのです。民主党は、こういったところを無視していますが)

このため、BLM運動の派生として出てきた「暴動」についても「このような問題はトランプが起こした」といってトランプ大統領を責めるだけで、「暴動を起こしている人」の放火・略奪などの「悪行」については目をつむっています。

ジョージ・フロイド氏の葬儀にバイデン氏はメッセージを寄せ、さらにフロイド氏の弟を、民主党大会にも参加させました。民主党は、「フロイド事件、BLM」に賭けた選挙活動をしているとも言えます。

ところで、今週新しい情報が発表されました。フロイド氏の体内から致死レベルの麻薬(フェンタニル)がでてきたのです。麻薬が出てきたこと自体は、かなり前から発表されています。しかし、通常の致死量を超える水準のフェンタニルが出てきたのです。さらに、警察官の取っていた(胸についている自動撮影装置による)ビデオからは、警官が首を押し付ける前に、「息ができない」と言っています。

もちろん、死因は薬物とは断定できません。薬物の中毒症状で苦しんでいる時に、警官が首を押し付けたので、一気に状況が悪化した可能性があるからです。しかし、社会的には
「何も悪いことをしていない黒人が、残忍な警察に首を絞めて殺された」
という印象の事件が、
「薬物中毒で死にかけて暴れている黒人をおさえている間に、偶発的に死んでしまった」
という非常に異なる印象の事件に変化する可能性がでてきました。

まだ現時点では「殺人事件」です。また「(偶発的な)事故」と判断されるという兆候すらありません。しかし、既にFOXニュースなどは、かなりしつこくこの問題を報道して、社会の印象を書き換えるように働きかけています。民主党は「フロイド氏+BLMにレバレッジをかけた選挙活動」をしているので、展開によっては今後大統領選挙に大きな影響を与える可能性があります。

<米国の小型成長株の割安について>
8月21日時点の、ラッセル2000グロース÷SP500は1154.39/3508.01=32.91%
26週移動平均との乖離は、+0.38%でした。
ラッセル2000グロース÷SP500は、長期的に32%~38%のレンジで推移していました。
短期的には中立、長期的にはまだ小型成長株は少し割安、という感じです。

→ 2019年1月以降の小型成長株とS500の相対比較の推移
→ 小型成長株関連投資信託のパフォーマンス(2020年7月末時点)

(過去の市場コメントは、「アメリカ成長株(米国成長株)市場」)

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