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アメリカ成長株:アンバレラ(Ambarella):ビデオソリューションに強みがある半導体メーカー

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アメリカ成長株:アンバレラ(Ambarella)の概要

アンバレラ
Ambarella, Inc.
ティーカーコード:AMBA
上場市場:NASDAQ National Market System

業績についてのリンク
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/us/annual/AMBA

カリフォルニア州サンタ・クララに本社を置く、半導体メーカーです。2004年1月に設立され、2012年10月にNASDAQに上場しました。2021年度の売上は2億2299万ドル、従業員は786人です。

半導体とは電気を通す「導体」と電気を通さない「絶縁体」の中間的性質を持つ物質のことです。製品としての半導体は半導体集積回路(半導体IC)ともいい、半導体の性質を利用して機器に流れる電流の制御を行う、電子機器には不可欠な部品になります。

アンバレラでは半導体メーカーの中でもビデオソリューションに強みがあります。
同社のCVflow ®チップアーキテクチャは、専用のビジョン処理エンジンが含まれており、非常に低い消費電力で1秒あたり数兆回の処理実行を可能にします。CVflowを使用すると、顧客は業界標準の機械学習における画像認識ツール(Caffe、TensorFlow、PyTorchなど)によって学習トレーニングがなされたた画像認識処理が利用できます。

アンバレラが提供するビデオにおけるステレオ処理は、ビデオの映像を平らな2D平面から3D環境に変換します。通常、ビデオで認識した視界はシステム上は2Dで認識されてしまいます。ですが3Dで認識できることにより、豊かで密度の高い映像が表示されるだけでなく、従来のシステムが認識できない一般的な障害物を検出できるため、倉庫ロボットや自動運転車などのナビゲーションがより安全で効果的になります。

また、ビデオの電力効率が高く、低電力です。アンバレラのCPUは処理性能は競合他社と同等以上を発揮しながら、電力効率においては場合によっては5倍以上も電力消費を抑えています。

このような優れた半導体チップを利用し、主に自動車・セキュリティ・消費者向けカメラ・IOTやロボット工学のアプリケーションを提供しています。自動車においてはフロントカメラによる緊急ブレーキ制御や障害物認識だけでなく、自動車内のドライバーの注意力監視やエアバックなどの安全装置の動作確認、電子ミラーによる死角監視や追い越し車両検出など、交通運転の安全を守る高度な機能が備わっています。

セキュリティ向けアプリケーションとしては、ホームセキュリティおよび専門家による監視の両方において世界をリードしています。車両・人・標識の検出を示す交通カメラや、車道を走る車のメーカー・モデル・ナンバープレートをも認識します。

これらのビデオ機能がほぼ瞬時の処理、最小限の運用コスト、高い解像度での高度なコンピュータービジョンによって提供され、高いセキュリティや日々の安全に繋げています。

その他、消費者向けのアプリケーションとしてはスポーツ/アクションカメラやVRカメラ・ドローン・ウェアラブルカメラなど、身近なところでも同社のソリューションが利用されています。

半導体ソリューションの技術はどんどん高度化されていると感じます。アンバレラはAI(人工知能)も積極的に取り入れており、AIのテクノロジーが年々進化しているのも受け、今後益々の発展が見込まれます。

会社ウェブサイト
https://www.viantinc.com/

 

 

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